2013年7月5日 

■NEXCO東日本がアクアラインで試行運用、“流れる光”が渋滞を解消!? 

ペースメーカーライトの青色LED。海ホタルの青をイメージしたとか(写真提供:NEXCO東日本)

 東日本高速道路株式会社 、通称NEXCO(ネクスコ)東日本が夏の行楽シーズンに向けて、渋滞解消への“切り札”を続々投入中だ。中でも目を引くのが「ペースメーカーライト」。東京湾アクアライン上り線(川崎方面)で試行運用が実施された。

 設置されたのは、休日の夕方付近の時間帯(15時から20時)を中心に、行楽帰りのクルマなどで渋滞が発生する場所。ボトルネックの川崎浮島ジャンクション付近の海底トンネル内は、緩やかな上り坂から急な上り坂に勾配が変化→速度低下が渋滞の原因となっていた。

 この渋滞の原因となる場所に、青色LEDライト「ペースメーカーライト」を10mピッチで設置。“流れる光の誘導”によって、ドライバーの速度低下を抑制させようというものだ。

 ゴールデンウイークに実施された試行運用の調査結果では、それまでの休日の状況と比べて、渋滞中の速度が時速10km程度アップしたという。

東京湾アクアライン上り線のペースメーカーライト設置状況。光が進行方向へ流れていく仕組み(写真提供:NEXCO東日本)

 NEXCO東日本では今後、 ペースメーカーライトの役割を認知してもらい、より効果的な光の流れる速度などを検証していく予定だそうだ。

NEXCO東日本
http://www.e-nexco.co.jp/