2013年10月28日 

■ロレンソ圧勝! チャンピオン争いは最終戦に!

第25回「速報もてぎGP ロレンソ圧勝! チャンピオン争いは最終戦に!」

 第17戦日本GPは、10月27日ツインリンクもてぎにて、決勝23ラップのレースが行われ、ヤマハのホルヘ・ロレンソがポール・トゥ・ウィンでもてぎを制した。

 台風の影響で荒れたもてぎラウンド。金曜日のフリー走行は、悪天候による視界悪化によりドクターヘリが飛び立てない問題が生じて全てキャンセル。土曜日午前のセッションは台風の接近に伴う豪雨によりキャンセルとなり、やや小康状態となった午後にぶっつけ本番の予選が行われるという異例の進行スケジュールとなった。
 

 明けて台風一過の決勝日は快晴! 雲ひとつない青空の下、3クラスのレースが行われた。
 MotoGPクラスは前日の予選トップのホルヘ・ロレンソがスタートから勢いよく飛び出し、ロッシ、マルケス、ペドロサ、ブラドル、バウティスタと続くが、2ラップ目のバックストレートエンド、90度コーナーでロッシが痛恨のコースアウトを喫しトップ争いから脱落。
 レースはロレンソ、マルケス、ペドロサの争いとなり、時折マルケスがロレンソとの差を縮め、ラインをうかがう姿勢を見せるが、レース後半もロレンソのペースは落ちることなく、逆にタイヤが厳しくなったマルケスと3秒以上も差をつけてチェッカー。今季7勝目を挙げた。
 2位マルケス、3位にペドロサ、11番手から追い上げたロッシは6位でフィニッシュ。日本人は青山博一が17位、ワイルドカード出場の中須賀克行は11位。
 チャンピオンシップポイントはマルケス318pt、ロレンツォ305ptと僅差 。チャンピオン決定は最終戦バレンシアまでもつれ込むこととなった。


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 Moto2はスタートして2コーナーのクラッシュによりラバトとレディングが欠場。P・エスパルガロが今季6勝目を挙げ、同時に2013年のタイトルを獲得した。
 日本人期待の中上貴晶は予選23番手からのスタートで9位フィニッシュ。ワイルドカード出場の野佐根航汰は16位、長嶋哲太は19位。


esprgaro

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 Moto3ではアレックス・マルケスが初優勝。渡辺陽向が15位でポイント獲得。ワイルドカードの2人、全日本選手権J-GP3クラスで3勝、ランキングトップの山田誓己は23位。アジアドリームカップチャンピオンの尾野弘樹はレース2ラップ目に転倒リタイア。

※なお、ワイルドカードで出場した中須賀克行らが参戦する全日本ロードレース選手権最終戦は今週末、鈴鹿サーキットで開催されます。
(レポート・撮影 楠堂亜希)