2013年11月5日 

■中須賀、逆転V! ヤマハ・ライダー初のV4を達成

JSB1000クラス


 全日本ロードレース選手権・最終戦となる「第45回MFJグランプリ」が11月3日、鈴鹿サーキットで開催された。今年はJSB1000、ST600、J-GP2、J-GP3というすべてのクラスのタイトル争いが最終戦まで持ち越されていた。



ヤマハYSPレーシングチーム YZF-R1 JSB1000クラス・チャンピオン 中須賀克行

 最終戦に限り2レース制で行われる最高峰クラスのJSB1000は、前戦終了時点のランキング1位・高橋巧(ホンダ118p)以下、柳川明(カワサキ 116p)、中須賀克行(ヤマハ 111p)、津田拓也(スズキ 107p)の4名、4メーカーによるチャンピオン争いとして注目される。そんな中、SUGO、岡山と連勝で鈴鹿に乗り込んだ中須賀が1&2両レースを制する4連勝を達成! 両レース2位の柳川に対し僅か1ポイントの差でチャンピオンを獲得した。中須賀は平忠彦(1983・1984・1985年)、藤原儀彦(1987・1988・1989年)を抜き、ヤマハ歴代ライダー初となる国内最高峰クラスV4(2008・2009・2012・2013年)となっている。

JSB1000チャンピオン・中須賀克行のコメント
「予選で、鈴鹿最速と言われた秋吉選手の持つコースレコードを塗り替えられたのが、とても自信になりました。レース1 は、トップが混戦になりましたが、この自信があったから冷静に走れたし、優勝できた要因だと思います。レース2 では、雨のために途中でトップグループがペースダウンする波乱がありましたが、そこを渡辺選手が突っ走っていったので、とにかく追いかけないとと一生懸命でした。渡辺選手を抜いてからは、単独走行になったので、淡々とラップを刻みました。今年は、肩の脱臼から始まり、筑波でのマシントラブルでのノーポイントなどいろいろありましたが、チャンピオンを防衛できて本当にうれしいです。いつも応援してくれているYSP 応援団、チームスタッフやヤマハ関係者、ファンの皆さん、そして家族に感謝します」

●JSB1000クラス ポイントランキング
1位:中須賀克行(ヤマハ)  167ポイント
2位:柳川明(カワサキ) 166ポイント
3位:高橋巧(ホンダ) 158ポイント


 ST600は渡辺一馬(ホンダ)が2位、J-GP2は野左根航汰 (ヤマハ)が4位、J-GP3は山田誓己(ホンダ) が優勝 で、それぞれ初のシリーズチャンピオンを獲得した。



KoharaRacing CBR600RR ST600クラス・チャンピオン 渡辺一馬

ST600チャンピオン・渡辺一馬のコメント
「チャンピオンを獲得することができてホッとしています。レースで勝つことができずに悔しいですが、チャンピオンを獲得するために一年間戦ってきました。表彰台に上がり、チャンピオンを決められたことが素直にうれしいです。ST600が始まって以来、Hondaの選手がずっとチャンピオンをとっていたのに、昨年、ヤマハ陣営に奪われ、それを今年、僕が取り返す役目を果たせたことも、すごくうれしいです。マシンを用意してくれたHondaさんを始め、支援してくれた人の名前を挙げたらきりがないくらい、たくさんの人に応援していただきました。感謝しています。ありがとうございました」

●ST600クラス ポイントランキング
1位:渡辺一馬(ホンダ)  133ポイント
2位:横江竜司(ヤマハ) 117 ポイント
3位:大崎誠之(ヤマハ) 107ポイント




ウエビック チームノリック ヤマハ YZF-R6 J-GP2クラス・チャンピオン 野左根航汰

J-GP2チャンピオン・野左根航汰のコメント
「スタートからトップに立ち、序盤はイメージ通りの走りができましたが、中盤で後続の集団にのまれ、なかなかタイムを上げることができませんでした。その集団の接戦は本当に激しく、中に入ってしまうと危険と感じたので、少し距離を置くようにしました。タイヤも、序盤で攻めていたので消耗が激しかったのですが、レースを振り返ると、守りに入りすぎたと反省しています。結果的にチャンピオンを獲れましたが、次の扉を開くためにもチャンピオンは必要だったし、これを機に、さらにライダーとして成長したいです。でも、まだ実感がわきません」

●J-GP2クラス ポイントランキング
1位:野左根航汰(ヤマハ)  156ポイント
2位:生形秀之(スズキ) 150 ポイント
3位:浦本修充(ホンダ) 130ポイント




TEAM PLUSONE & ENDURANCE NSF250R J-GP3クラス・チャンピオン 山田誓己

J-GP3チャンピオン・山田誓己のコメント
「赤旗中断があり、周回数が考えていたよりも多くなったこともあって、終盤がつらくなってしまいました。左コーナーやスプーンで速度が乗せられずに苦しい戦いになりました。國峰選手とは、今シーズン何度もバトルをしているので、最終ラップに仕掛けてくるだろうと予想していました。しかも、来るなら130Rだろうと……。僕は、来たとしてもシケインで仕掛け返そうと思っていました。最後はタイトルより勝ちが欲しい、レースで勝たずにチャンピオンなんて、と思っていました。ですので、勝つことができて本当にうれしいです。チャンピオンになれてよかったです。支えてくれたすべての人に感謝します」

●J-GP3クラス ポイントランキング
1位:山田誓己(ホンダ)  165ポイント
2位:國峰啄磨(TSR) 144 ポイント
3位:大久保光(ホンダ) 121ポイント