VT1300シリーズ 1,249,500円~1,428,000円(1月13日発売)

★ホンダ VT1300シリーズ 車両解説

ファクトリー・カスタムからレトロ・クルーザーまで揃えた大型クルーザーモデル、VT1300シリーズが2012年モデルに

2009年11月、突如国内発売を開始して話題を集めたホンダの“ファクトリー・カスタム” VT1300CX。カスタム・ビルダー顔負けのハイネックスタイルに新開発52度Vツインエンジンを搭載する本格的な“チョッパー”だった。アメリカではすでにその年の4月から発売されていたとはいえ、これほど個性的なクルーザーを国内にも導入するにはそれなりの戦略があった。それは、半年遅れで登場することになったVT1300CRとVT1300CSの存在なのだ。

VT1300CXはVT1300シリーズのアイキャッチャー、ショーモデル的な存在で、実際に多くのユーザーが乗りこなすであろうモデルは、後発のVT1300CRかVT1300CSで、VT1300CXは本物の“チョッパー好き”な方にどうぞ、という棲み分けだ。

で、VT1300CSはクラシック・イメージを醸し出すVT1300CRと基本構成は同じものの、スリムなフロント周りからスリークなテールまで、軽快なナロータイプのボディを持ったストリートテイスト溢れるモデルとなっている。

大型クラスのクルーザーでも3タイプの個性から選べる、というのが現在のクルーザーの根強い需要を表していると言える。

2011年1月には、ほぼ全車カラーを一新して2012年モデルへと発展したが、今回もカラー設定の変更のみで2012年モデルとなっている。

VT1300CXは、新色2色を設定。こちらグラファイトブラック。ブラックのボディにクロームメッキを施し、存在感と迫力のある斬新なスタイルを実現。
VT1300CXの新色、もうひとつはグリントウェーブブルーメタリック。透き通るようなブルーを車体色に設定。スリムなサイドビューとあいまって視覚的な魅力を追求し、所有感を満たすデザインを実現。
レトロ・クルーザーVT1300CRは、継続色1色の設定。ムーンストーンシルバーメタリックで、前・後タイヤを覆うディープフェンダーやブラックに塗装されたエンジンにより、上質で高級感のある雰囲気を演出。
ストリート・クルーザーVT1300CSは、継続色1色の設定。グリントウェーブブルーメタリックで、ロングフォルムをベースに市街地で映えるスタイルを演出。

★HONDA プレスリリースより (2011年12月20日)

大型クルーザーモデル「VT1300」シリーズのカラーリングを変更し発売

Hondaは、洗練された独自のスタイリングを採用し、鼓動感あふれる水冷・4ストローク・V型2気筒1300ccエンジンを搭載した大型クルーザーモデル「VT1300」シリーズのカラーリングを変更し、2012年1月13日(金)に発売します。

新たに採用した車体色のキャンディータヒチアンブルーは、ストリートで映える鮮やかなカラーリングとしています。カラーバリエーションは、Honda伝統のトリコロールをイメージしたパールヘロンブルー(継続色)と合わせて2色展開としています。

VT750Sは、「カジュアル・ロードスター」を開発のコンセプトに2010年3月に発売しました。発売以降、スリムでコンパクトな車体サイズと、扱いやすく力強さと鼓動感あふれるVツインエンジンなどが、40代から50代のお客様を中心に支持されています。

○VT1300CX(ABSタイプを含む)

ハイネック・クルーザーVT1300CXは、2色の新色を採用しています。

・グラファイトブラック:ブラックのボディにクロームメッキを施し、存在感と迫力のある斬新なスタイルを実現しました。

・グリントウェーブブルーメタリック:透き通るようなブルーを車体色に設定。スリムなサイドビューとあいまって視覚的な魅力を追求し、所有感を満たすデザインを実現しました。

○VT1300CR(ABSタイプを含む)

レトロ・クルーザーVT1300CRは、継続色1色の設定としています。

・ムーンストーンシルバーメタリック:前・後タイヤを覆うディープフェンダーやブラックに塗装されたエンジンにより、上質で高級感のある雰囲気を演出。流麗なスタイルと落ち着いたカラーリングがあいまった優雅なたたずまいとしています。

○VT1300CS(ABSタイプを含む)

ストリート・クルーザーVT1300CSは、継続色1色の設定としています。

・グリントウェーブブルーメタリック:ロングフォルムをベースに市街地で映えるスタイルを演出。高い質感と爽快なカラーリングで存在感を際立たせています。

VT1300シリーズは、街中での走行からツーリングまで、シーンを選ばないエンジンならびに車体の特性により、幅広いお客様からご好評をいただいています。

●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 240台
●メーカー希望小売価格
VT1300CX 1,354,500円(消費税抜き本体価格 1,290,000円)
VT1300CX<ABS>※1 1,428,000円(消費税抜き本体価格 1,360,000円)
VT1300CR 1,249,500円(消費税抜き本体価格 1,190,000円)
VT1300CR<ABS>※1 1,323,000円(消費税抜き本体価格 1,260,000円)
VT1300CS 1,249,500円(消費税抜き本体価格 1,190,000円)
VT1300CS<ABS>※1 1,323,000円(消費税抜き本体価格 1,260,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
※1 受注生産車

★主要諸元

車名型式 EBL-SC61〈EBL-SC66〉《EBL-SC67》
VT1300CS〈VT1300CR〉《VT1300CS》
発売日 2012年1月13日
全長×全幅×全高(m) 2.575〈2.650〉《2.580》×0.900〈0.970〉《0.820》×1.150〈1.085〉《1.100》
軸距(m) 1.805〈1.785〉《1.785》
最低地上高(m) 0.125〈0.130〉《0.130》
シート高(m) 0.680〈0.680〉《0.684》
車両重量(kg) 307〈309〉《304》(ABSはそれぞれ+6kg)
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 27.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 3.7〈3.5〉《3.5》
エンジン型式 SC61E
水冷4ストロークV型2気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 1,312
内径×行程(mm) 89.5×104.3
圧縮比 9.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 40[54]/4,250
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 103[10.5]/2,750
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 12〈16〉《16》
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 1.900
2速 1.230
3速 0.909
4速 0.756
5速 0.676
減速比1次/2次 1.757/0.944×2.818
キャスター(度) 32°00′〈33°00′〉《33°00′》
トレール(mm) 92〈118〉《115》
タイヤサイズ 90/90-21M C54H〈140/80-17M/C 69H〉《90/90-21M C54H》
200/50R18M/C 76H〈170/80-15M/C 77H〉《170/80-15M/C 77H》
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル

※〈 〉内の数値はVT1300CR、《 》はVT1300CS