VOX XF50/XF50D 215,250円/225,750円(2月14日発売)

★ヤマハ VOX XF50/XF50D 車両解説

「シンプルでユニークなスタイリングに大容量収納スペース」のVOXがカラー&一部パーツ色変更

2006年5月に発売開始された「シンプルでユニークなスタイリングに大容量収納スペースを実現した」原付スクーター、VOX。発音的に似る“BOX”から来るイメージと、実際に箱形をしたデザインが目新しくお洒落なイメージを醸し出すモデルとして話題となった。

シートは開口部を広く取った横開き式。そのシートを開けるとテニスラケットも収納できるほど前後に長いトランク・スペースが現れる。さすがに深さは外観のイメージから得られるほどには深くないが、それでも原付スクーターとしては充分な容量を確保していた。またこのVOX、ヤマハ初のF.I.採用原付モデルとしても注目されての登場だった。

翌、2007年3月には、カラーリング設定の変更と乗り心地の向上を図ったマイナーチェンジが行われ、同時に各部にクロームメッキ処理が施された上級モデル、VOX XF50D(デラックス)がラインナップに加わっている。

2009年3月には、VOX XF50DのF.I.等のセッティングを変更し、市街地での良好な扱いやすさにさらに一層磨きをかけるマイナーチェンジが行われた。フロントフォークがシルバー塗装に、ホイールがシルバーからブラックに変更されるなど、カラーの変更も行われた。同年4月には、ボックスデラックにひと月遅れでVOX XF50の方が、出力特性の変更により市街地走行での扱いやすさを向上した。フロントフォークもハンドル下までをブラックにするなど、カラーリングの変更も行われた。

2012年2月、3年ぶりにマイナーチェンジが行われたが、カラー設定の変更のみで2012年モデルとなっている。また、2013年2月にはこのVOXに1000台限定で初のリミテッドモデルが登場した。レッドの塗装が施されたフロントフォークカバーを初め、クロームメッキヘッドライトトリム(デラックスと共通)、レッド塗装ホイール、レッド塗装シートヒンジ、マットブラックのシートパネル、レッド塗装メーターケース、マットブラックのフロントインナーパネル、クロームメッキグリップエンド&ハンドルバー(デラックスと共通)などの専用装備が採用されたスペシャルだった。

今回は、VOX XF50がカラーリングの変更、XF50D(ボックスデラックス)が一部パーツ色の変更で2014年モデルとなった。

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VOX XF50のカラーは新色2色。こちらミッドナイトシルバー(ダークシルバー)。
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VOX XF50。新色グレーイッシュグリーンソリッド3(グリーン)。
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VOX XF50Dのカラーは3色。ブルーイッシュホワイトカクテル1(ホワイト)。
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VOX XF50D。ダークイエローイッシュグレーメタリック1(ブロンズ)。
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VOX XF50D。ブラックメタリックX(ブラック)。

★YAMAHA プレスリリースより (2014年1月28日)

おしゃれな新色を設定、ユニークな外観と収納性をもつ原付1種スクーター
「VOX XF50」2014年モデルを発売

ヤマハ発動機株式会社は、ユニークなスタイルと大容量ラゲッジスペースを備える原付1種スクーター「VOX XF50」(ボックス)のカラーリング、及び「VOX XF50D」(ボックスデラックス)の一部パーツ色を変更し2014年2月14日より発売します。

「VOX XF50」の新色は、ボディ色にマゼンタのアクセントを添えた「ミッドナイトシルバー」(ダークシルバー)と、カジュアルファッションに調和する「グレーイッシュグリーンソリッド3」(グリーン)です。

ヘッドライトリム等がクロームメッキ処理でデラックス仕様の「VOX XF50D」は、人気の3色を継続設定し、ハンドルスイッチ、ハンドルホルダー、レバーをブラック仕様として品質感を印象づけました。

なお本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「VOX XF50」「VOX XF50D」
発売日
2014年2月14日
メーカー希望小売価格
「VOX XF50」215,250円(本体価格205,000円、消費税10,250円)
「VOX XF50D」225,750円(本体価格215,000円、消費税10,750円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
カラー
「VOX XF50」
・ミッドナイトシルバー(新色:ダークシルバー)
・グレーイッシュグリーンソリッド3(新色:グリーン)
「VOX XF50D」
・ダークイエローイッシュグレーメタリック1(ブロンズ)
・ブラックメタリックX(ブラック)
・ブルーイッシュホワイトカクテル1(ホワイト)
<販売計画>
3,500台(年間/国内)
「VOX XF50」「VOX XF50D」フィーチャーマップ
★メッキ処理バックミラー
☆ブラック仕様のハンドルスイッチ、ハンドルホルダー、左右レバー
★メッキ処理メーターケース
・乗り心地に優れたオイルダンパー
★メッキ処理ヘッドライトリム
・存在感あるファットタイヤ(前後)
・4.5リットル燃料タンク(ラゲッジスペースを開けることなく給油可能)
★専用エンブレム
★メッキ処理ハンドルバー
・リラックスした姿勢で乗車可能な幅広ハンドル
・鍵穴シャッター採用盗難抑止機構
・ロングシート
・シート&リアカウル一体横開き式
・約34 リットルのラゲッジスペース(全幅約325mm、全長約730mm)
・水冷オートマチックエンジン
・フューエルインジェクション採用
・燃費効率に優れた3 バルブ方式
 
☆印は2014 年モデルの新フィーチャー
★印は「VOX XF50D」の専用フィーチャー

★主要諸元

車名型式 JBH-SA31J
VOX XF50〈VOX XF50D〉
発売日 2014年2月14日
全長×全幅×全高(m) 1.855×0.685〈725〉×1.045
軸距(m) 1.280
最低地上高(m) 0.115
シート高(m) 0.735
車両重量(kg) 89
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 65.0(30km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A308E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.1[4.2]/8,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.9[0.40]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ(キック併用)式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.5
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 3.087~0.945
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 84
タイヤサイズ 120/90-10 57J
120/90-10 57J
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン