2014年6月30日 

■ヤマハがインド製「FZ」シリーズの新製品「FZ」「FZ-S」を7月から発売

 ヤマハ発動機は、新開発の空冷150cc、FIエンジンを搭載したスポーツモデル「FZ」シリーズの新製品「FZ」「FZ-S」を、2014年7月からインド市場などで発売すると発表した。

 この新型FZ、FZ-Sは、現行モデルのFZ16、FZ-Sの後継として“燃費&走行性能向上とシャープなスタイルの融合”をコンセプトに開発されたモデルで、標準モデルのFZと、メーターバイザーを装備し、さらにスポーティな外観としたFZ-Sの2タイプがラインナップされる。

 主な特徴は、1)現行モデル比、14%向上の良好な燃費と加速性能を両立した新開発の150cc、FIエンジン、2)軽快なハンドリングを支える新開発の軽量フレームとタイヤ、3)パワフル感、空気を切り裂くシャープさ、ワイルドさを調和させたボディデザイン、4)サリーガード一体化により軽快なスタイルを実現させた可動式リアフェンダー、など。

 世界最大規模といえるインドの二輪車市場は、年間総需要が約1,400万台強で(2013年/ヤマハ調べ)、この中で150~180ccのスポーツタイプの二輪車は約10%を占めているという。 2008年にヤマハ社が導入したFZ16シリーズは、流行に敏感な10~20代の若い男性を中心に支持を得て、インド市場での累計販売台数は77万台(2014年5月末まで)を記録、ヤマハのスポーティイメージの形成に大きく寄与したという。また、中南米などインド国外への輸出も多く、ヤマハのインド二輪車事業の柱となっている。これら国、地域のユーザーはスポーティな走行を好む一方で燃費への要求も高く、その要求に応えることのできる新FZシリーズにより、これまで以上に国内外への販売を拡大していく計画だ。

 製造およびインド国内での販売はグループ会社のIYM(India Yamaha Motor Pvt. Ltd.)が行う。価格は、FZが76,250インドルピー(6月30日現在、約12万8千700円)、FZ-Sが78,250ルピー(約13万2千円)。販売計画台数は、2機種合計で発売から1年間、インド国内で138,000台。

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ベーシックモデル、FZ。2014年インド仕様。 こちらはメーターバイザーなどを採用したスポーティバージョン、FZ-S。2014年インド仕様。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/