2014年7月3日 

■ヤマハとロッシが2年間の契約更新で合意

 来年以降の去就が注目されていた、ロードレースの世界最高峰で戦うバレンティーノ・ロッシだが、2015年と2016年も引き続き「モビスター・ヤマハ・MotoGP」からMotoGPクラスに参戦することとなった。

 これまで、9つのタイトルを獲得してきたロッシ、今シーズンは第8戦までに3位3回を含む計5回の表彰台を獲得、ランキング2位につけている。

バレンティーノ・ロッシのコメント
「ヤマハとの契約更新が決定し、次の 2 年間もヤマハとともに MotoGP に出場できるようになり最高にハッピー!  今は、そのことをこうして発表できることを誇りに感じているよ。僕のキャリアのほとんどをともにしてきた日本とヨーロッパのスタッフ、そして現場で常に僕を支えてくれるチームのみんな、彼らとの仕事はとても楽しく充実している。だからこそ僕自身、契約更新を望んでいたし、それが目標だったんだ。今はとても晴々とした気分で、これからもベストを尽くしたいという気持ちでいっぱい。またYZR-M1 に乗り続けることができるのもうれしいこと。YZR-M1 は長年の恋人であり、今シーズンも、そしてその後の 2 シーズンも大好きな存在であり続けるだろう。すべての人に、心からの感謝を。トップに立つため、そして良いレースをするために、これからも最大限の努力を続けるよ」

リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター)のコメント
「バレンティーノと 2015 年、2016 年の契約を更新することが決定し、非常にうれしく思っています。2013 年のヤマハ復帰以来、彼とともに仕事をしてきたすべてのスタッフが、とても素晴らしい経験をさせてもらいました。ホームを離れていた 2 年間は彼も多くの苦労があったようですが、昨年ようやく、古巣のヤマハへ、そして彼が愛してやまないYZR-M1 のもとへと帰ってきてくれたのです。そして再び、以前のような強さを取り戻し、走りに喜びを見出す姿を目の当たりにし、世界中のレースファンも歓喜しています。バレンティーノにとっては、この喜びこそ好成績獲得への必要不可欠な条件です。事実、彼が 2004 年に初めてヤマハにやってきたとき、移籍を決意する最も大きなモチベーションとなったのが、レースをエンジョイできる環境を作りたいというものでした。彼がレースを心から楽しんでいることは、サーキットで彼に会った誰もが、またテレビで観戦した誰もが実感することでしょう。そしてそれが好成績につながっており、今シーズンはランキング 2 位につけ好調をキープしています。ともに戦うこれからの 2 年半が非常に楽しみであり、さらには、彼がレースを引退するまで、そしてその後もずっとヤマハに残ってくれることが我々の希望です」