2012年1月10日 

■ホンダがタイで125cc新型スクーター「Click(クリック) 125i」を発売
燃費性能を高めたスクーター用グローバルエンジン「eSP」を搭載

 ホンダのタイにおける二輪車販売合弁会社であるエー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッドがスポーツスクーター「Click-i」(排気量110cc)をフルモデルチェンジし、「Click 125i」としてタイで生産、同国内で1月に発売する。

 エンジンは、耐久性、静粛性と燃費性能を高めた新開発の125ccスクーター用グローバルエンジン「eSP」(イーエスピー)で、このClick 125iに初めて搭載する。

 この「eSP」とは“enhanced”(強化された、価値を高める)、“Smart”(洗練された、精密で高感度な)、“Power”(動力、エンジン)の略で、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用し、環境性能と動力性能を高めたスクーター用水冷エンジンの総称で、日本では昨年9月に発表された“スクーター用グローバル新エンジン”の第一弾だ。

 ホンダではこの「eSP」を、2012年から世界各国で販売する125ccスクーターのさまざまなモデルへの搭載を計画している。

「Click 125i」のスタイリングは、従来のClick-iの“スリム&シャープ”のコンセプトを継承しながらも、新エンジンの先進技術と爽快な走りをイメージしたアグレッシブかつ斬新でスポーティーなデザインとしている。

 ちなみにClickシリーズは、2006年に初代モデルをタイで発売し、2008年には、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を搭載することで走行性能と燃費性能を高次元で両立。タイにおけるスポーツスクーターのカテゴリーで大きな支持を得ているモデルだ。