2014年9月16日 

■コンチネンタルモーターサイクルタイヤのリコール(平成26年9月9日届出)

日本における対象タイヤ

 背景は「海外市場において、前輪タイヤの不具合にてユーザから回収されたタイヤを調査したところ、トレッドゴム層とスチールベルト層の間に剥離が発生しているものが発見されました。同様の構造を持つタイヤは、新車装着用或いは補修市場向けとして2007 年から2014 年まで約17万本製造され、世界各国に出荷されております。

 現在まで車両および人身への損害は報告されておりませんが、この不具合による安全な走行を妨げる要因を未然に防止するため、コンチネンタル本社ではこれまでに市場に流通している同様の構造を持つタイヤにつきまして自主回収を実施することを決定しました。

 主因としましては、スチールベルト部の構造が不適切であったため、走行中の衝撃等でベルトコード付近に局部的に応力が集中した際、タイヤ内部部材の層間剥離が発生する可能性があることによります。剥離の発生に気付かずそのまま使用を続けると、剥離の進展如何では最悪の場合、タイヤの変形やエア漏れを引き起こし走行に重大な支障をきたす恐れがあります。

 また今回の対象となっているサイズ、パターン以外のタイヤにつきましては、ベルト部の構造が異なるため問題となっている不具合は発生しません」というもの。

 対策内容は「対象となる全タイヤを代替タイヤへ無償交換します」という。交換の開始日は2014年10月1日。

問:ウインズジャパン 営業部
TEL:076-259-6560