アドレスV125SS 274,320円(10月23日発売)

★スズキ アドレスV125SS 車両解説

アドレスV125のアップグレードバージョン、アドレスV125SSのカラーを変更

2005年2月、それまでの2ストロークエンジンを搭載するアドレスV100の跡を継ぐ、スズキの原付二種スクーターとして発売開始されたのがアドレスV125だ。当然ながらエンジンは環境対応の新設計4ストロークへと変更され、同時に国産125ccとしては初のフューエルインジェクションが採用されていた。この時同時に発売されたアドレスV125Gは、アップグレードモデルと言えるもので、フロントのウインカーにクリアレンズを採用、車体横には立体エンブレム、ハンドルロックと同時にアラームがセットできる盗難抑止アラームの標準装備、シート下トランク内にDCソケットを配置、サイドスタンド、ハンドル下のインナーラックやリヤキャリアなどが採用されていた。

その後、2006年3月発売以降のモデルからは、台湾の合弁会社で生産され、日本に輸入されるモデルへと切り替えられている(それまでは愛知県の豊川工場で生産されていた)。価格はそれまでと同一で、年間販売目標は28,000台だった。

2007年2月、メーターパネルにウインカーのインジケーターを新たに採用、文字盤のデザインも変更、シート下トランクに荷物の損傷を軽減するスポンジタイプのインナーマットを採用、カラー設定も変更するマイナーチェンジ。同年8月、鮮やかな「パールグラスホワイトNo.2」の車体色を採用した2,000台限定のアドレスV125Gリミテッドエディションを発売。

2008年1月、防風効果の高い専用設計ナックルバイザー、5段階に温度調整が可能なグリップヒーター、そしてレッグシールドに“Limited”のエンブレムを貼付し、寒冷時の快適性を高めた限定車、アドレスV125Gリミテッドを発売。同年12月、アドレスV125GとアドレスV125Gリミテッドをマイナーチェンジ。新排出ガス基準である平成19年国内排出ガス基準に対応、発電機を改良、メーターパネルのデザインと質感を向上、シャッターキーの形状を変更。

2009年9月、アドレスV125Gに新色を設定。2010年1月、基本モデルといえるアドレスV125にも小物の収納に役立つフロントインナーポケット、荷物の積載に便利なリアキャリアを採用するマイナーチェンジ。実質的にV125Gと合体したカタチに。

2010年8月、アドレスV125シリーズのスポーティ・バージョンと言えるアドレスV125S/アドレスV125Sベーシックを発売。メカニズムの基本構成は変わらないものの、外観はよりスポーティにエッジを効かせた流線的なラインを効果的に取り入れたスタイリングが採用された。クリアレンズではなく通常のウインカーレンズ仕様となり、盗難抑止アラームが省略されているのがアドレスV125Sベーシック。

2011年1月、アドレスV125Sに「キャンディカプリブルー」という特別色を設定。2011年10月、アドレスV125Sにナックルバイザー、グリップヒーター、シートヒーターを採用した寒冷地仕様を施したアドレスV125Sリミテッドを発売。

2012年1月、前年に引き続き「キャンディソノマレッドNo.2」という特別色を設定。そして2012年6月には、ノーマルバージョンと言えるアドレスV125の方のカラーチェンジが行われている。新色の「キャンディカプリブルー」の採用と継続色の3色を合わせ、計4色のラインナップに。諸元、価格に変更なし。

2012年9月は、スポーティーバージョン、アドレスV125Sの方のカラーチェンジの番で、新色「ファントムブラックメタリックNo.2」(灰色)という新色を採用、既存色2色、特別色2色と合わせて計5色の設定となった。そして2013年1月に、2013年モデルとして「グレリームグレーメタリック」という特別色が設定されている。

アドレスV125SSは、アドレスV125Sの上級バージョンといえるモデルで2013年3月にラインナップに加わっている。車体色と同色のピリオンライダーハンドル、同色のカバーを装着したリアビューミラー、アルミ製タンデム用ピリオンフットレバー、専用ロゴデカールなどが採用されている。今回このアドレスV125SSのカラー設定が変更された。

新しいカラーは、マットフィブロイングレーメタリック(QBE)の1色。
従来の3色から1色のみに。

★SUZUKI プレスリリースより (2014年9月30日)

心揺さぶるスポーティなスタイリングの原付二種スクーター
「アドレスV125SS」をカラーチェンジして発売

スズキ株式会社は、「アドレスV125S」をベースに、スポーティさを演出した原付二種スクーター「アドレスV125SS」のカラーリングを変更して、2014年10月23日(木)より発売する。

●主な変更点
・設定色の車体色を変更した。
・新色、艶消し灰色のマットフィブロイングレーメタリックの1色設定とした。
●アドレスV125SSの主な特長
・車体色と同色のピリオンライダーハンドルを装備した。
・車体色と同色のカバーをミラーに装着したリアビューミラーを装備した。
・アルミ製のタンデム用ピリオンフットレストバーを装備した。
・専用のロゴデカールを採用した。
商品名
アドレスV125SS(UZ125SSL4)
メーカー希望小売価格
274,320円(消費税抜き 254,000円)
発売日
2014年10月23日
パブリシティー
2014年10月1日
車体色1色
マットフィブロイングレーメタリック(QBE)
※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。

★主要諸元

車名型式 EBJ-CF4MA
アドレスV125SS
発売日 2014年10月23日
全長×全幅×全高(m) 1.780×0.635×1.035
軸距(m) 1.235
最低地上高(m) 0.120
シート高(m) 0.745
車両重量(kg) 101
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 52.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) 1.8
エンジン型式   F468
強制空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 53.5×55.2
圧縮比 9.6
最高出力(kW[PS]/rpm) 7.3[9.9]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 10[1.0]/6,000
燃料供給装置形式 電子式燃料噴射
始動方式 セル(キック併用)式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリ点火
潤滑油方式 圧送式
潤滑油容量(L) 1.1
燃料タンク容量(L) 6.3
クラッチ形式 乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式 Vベルト無段変速
変速比 2.681~0.808
減速比1次/2次 1.000/2.647×3.133
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 82
タイヤサイズ 90/90-10 50J
100/90-10 56J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン式