アクシス トリート XC125E 226,800円(1月10日発売)

★ヤマハ アクシス トリート XC125E 車両解説

「都市部でジャストサイズ」のアクシス トリートに新色

2009年の8月25日に発売された“スタンダードスクーター”アクシス トリート。ヤマハのメインストリーム原付二種スクーターのシグナスがスポーティースクーターへと発展したのに対して、“スタンダードスクーター”を求めるユーザー向けに、新たにラインナップへ加わったのがアクシス トリートだった。

同じアクシスでも兄弟車のアクシス50/90ではジョグ・シリーズよりも上級版としての位置づけがされていたのとは対照的。ちなみにアクシス トリートのトリート「Treet」はラテン語の“Tritium”(いつもの)+英語“Street”(道)を併せた造語と説明されていた。

初のマイナーチェンジは、2011年2月。といっても、F.I.採用4ストエンジンやシンプルな車体などメカニズムはそのままで、新色2色を追加、継続色2色と合わせて4色の設定とされた。

また、“スタンダードスクーター”と割り切って開発されたアクシス トリートだったが、同じ2011年3月には、多くのユーザーが追加装備するであろう“通勤ギア”をはじめから装備した“快適セレクション”というモデルが登場している。いわゆる“販社仕様”というモデルで、採用された装備は全て純正オプションパーツ。通勤用の“バリエーションモデル”という位置づけだった。

容量30リットルのリアボックス(ワンタッチ着脱式、キー付)とスモークナックルバイザー、そして戻し忘れ防止機能付きサイドスタンドの3点が採用されていた。ちなみに通勤快速ならグリップヒーターも、と思った方も多いだろうが、あえて採用しなかったのは、ノーマルモデルにプラス15,750円で抑えるほうが重要だったということだろう。

2012年7月にはマイナーチェンジが行われ、新色3色の追加と、赤いステッチがアクセントのシートの上面にメッシュ加工が施されて快適性が向上した。

今回はそのアクシス トリート XC125Eの2015年モデルとして、レッドとパープル系の新色が登場した。

全5色の設定。新色の一つ「ビビッドレッドメタリック5」(レッド)。
新色もう一つは「ダークグレイッシュパープルメタリック1」(パープル)
前回の新色だった「ダークレディッシュグレーメタリック」(ダークブラウン)は継続。
こちらの「ニューパールホワイト(ホワイト)」も前回加わった新色を継続。
定番の「ブラックメタリックX」(ブラック)は今回も継続。ラインナップから外れたのは「ペールパープリッシュブルーメタリック」(シルバーブルー)と、「ライトグレーメタリックH」(シルバー)。

★YAMAHA プレスリリースより (2014年12月4日)

鮮やかな「レッド」と、上質感ある「パープル」を設定
「アクシス トリート XC125E」2015年モデル発売

ヤマハ発動機株式会社は、原付2種のスタンダードスクーターとして人気の「アクシス トリート XC125E」に新色2色を設定し、2015年1月10日より発売します。

新色は、20~30代のアクティブ層に向けた鮮やかな「ビビッドレッドメタリック5」(レッド)と、シックで上質感ある「ダークグレイッシュパープルメタリック1」(パープル)の2色です。

「アクシス トリート XC125E」は、都市部でジャストサイズなシンプルボディ、燃費・始動性に優れるFIエンジン、ヘルメットボックスなどの収納性、手頃な価格等が特徴の125ccスクーターです。

なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「アクシス トリート XC125E」
 
<発売日>
2015年1月10日
 
<車両本体販売価格>
226,800円(本体価格210,000円/消費税16,800円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
 
<カラーリング>
・ビビッドレッドメタリック5(新色/レッド)
・ダークグレイッシュパープルメタリック1(新色/パープル)
・ダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラウン)
・ニューパールホワイト(パールホワイト)
・ブラックメタリックX(ブラック)
 
<販売計画>
4,000台(年間、国内)
「アクシス トリート XC125E」フィーチャーマップ
・ヘッドライト(ハロゲンバルブ40W/40W)
・フロントバスケット装着可能(オプション)
・ディスクブレーキ(前輪)
・優れた操縦安定性を実現するテレスコピック式サスペンション
・良好な足付き性を実現する735㎜のシート高
・機能的なメーターパネル
・盗難抑止に効果的なキーシャッター
・買い物に便利なコンビニフック&インナーポケット
・A4ファイルも収納できる約22リットルのヘルメットボックス(ヘルメット形状によっては収納できないものもあります)
・積載性に優れるリアキャリア(積載量5kg以下)
・街中走行に最適なコンパクトボディ
・優れた環境性能と経済性を実現した4ストロークFIエンジン

★主要諸元

車名型式 EBJ-SE53J
アクシス トリート XC125E
発売日 2015年1月10日
全長×全幅×全高(m) 1.795×0.675×1.070
軸距(m) 1.255
最低地上高(m) 0.105
シート高(m) 0.735
車両重量(kg) 110
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L) 46.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)
42.7(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 E3F1E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 51.5×60.0
圧縮比 9.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.0[8.1]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 8.9[0.91]/6,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 1.2
燃料タンク容量(L) 5.6
クラッチ形式 乾式・遠心・シュー
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.572~0.851
キャスター(度) 27°00′
トレール(mm) 74
タイヤサイズ 3.50-10 51J
3.50-10 51J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン

※燃費消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。