2015年2月20日 

■ハガノリ、フル参戦決定!  Team KAGAYAMAが2015年シーズンの体制を発表

戦友、加賀山就臣と芳賀紀行

 チーム結成5年目を迎える2015年、加賀山就臣率いる「Team KAGAYAMA」は新たな挑戦を開始。近年、ハイレベルな争いで盛り上がりを見せているアジアロードレース選手権(ARRC)の最高峰・スーパースポーツ(SS)600クラスに2台のGSX-R600で参戦する。

 内1台は、2013年よりTeam KAGAYAMAから鈴鹿8耐に参戦している芳賀紀行がライディング! シーズンをフル参戦するのは2012年以来3年ぶりとなる彼にとって初の600ccクラス&アジア選手権となるが、世界選手権で43勝を誇る“レース巧者”が、成長著しいアセアン・ライダー達を相手にどう戦うか、目が離せないシーズンとなりそうだ。もう1台のライダーは近日中に発表される。

FU150


 尚、加賀山はジェネラル・マネージャーとして、ARRCの新カテゴリーであるFU150によるワンメイク・レース「スズキ・アジアン・チャレンジ」と両プロジェクトを監修する。






全日本J-GP2クラスを戦う山元 聖

 一方、全日本ロードレース選手権は、JSB1000クラスに昨年2勝を上げた加賀山がGSX-R1000で継続参戦。チームを立ち上げ5年目となる2015年はタイトル獲得を目指す。

 また、今シーズンはJ-GP2クラスにもエントリー。「Team KAGAYAMA若手ライダー育成プロジェクト」の一期生として、 昨年までJ-GP3クラスを戦っていた山元 聖(18歳)がGSX-proto71で戦う。12歳からレース始め、僅かな時間で全日本クラスに上って来た彼を起用した理由は「親の影響では無く自らバイクの世界を知り、自身の気持ちを親に伝え説得しレース人生をスタートさせ、何より本人の“速くなりたい”“プロレーサーになりたい”という意思を強く持っている事」を評価。2015年、注目のライダーだ。

 初参戦から2年連続で3位表彰台を獲得している鈴鹿8耐は今年も加賀山を筆頭に、3名体制で表彰台の頂点を目指す。


芳賀紀行のコメント
「今年は新たな挑戦で、昨年、一昨年の鈴鹿8耐参戦に引き継きTeam KAGAYAMAからオファーを頂き、アジア選手権にフル参戦する事が決まりました。 Team KAGAYAMAにとっても私にとってもアジア選手権は初めてで右も左もわかりませんが、長い間世界選手権で蓄積した経験を生かして頑張って行きたいと思っております。 人生で600ccのバイクにまたがるのも初めてですが、全てが新鮮で今から楽しみです。 戦友からのオファーに応えられるよう、Team KAGAYAMAで一丸となって全力で頑張って行きたいと思っておりますので皆さん応援宜しくお願いします」

山元 聖(やまもと ひじり)のコメント
「今回、このような大きなチャンスを僕に与えて頂いたTeam KAGAYAMAにとても感謝しています。常にレース界の頂点で戦っている加賀山選手と共に戦えることは自分にとってプラスになると思っています。自分が目指している世界グランプリで活躍できるために、このチャンスをものにして、良いリザルトを残せるようにベストを尽くしたいと思っています」

加賀山就臣のコメント
「2015年 チーム体制発表をさせて頂きました。1990年からレース活動をしてきました。計26年間、全日本や世界戦を戦い、この経験を伝えて行く年齢に成ってきたと思います。今年度は若手の山元選手をGP2へ、アジア選手権ではSS600、スズキワンメイクのSACを運営・プロデュースしていき二輪業界が活性化して行く事へ力になれればと思っています。もちろん私、自身もJSB1000と8耐を現役ライダーとしてチャンピオンを目指して全力で戦います。現役ライダーにしか伝えられ無い事! Team KAGAYAMA にしか出来ない事! スタッフと共に努力していきます。応援よろしくお願いします」