ビーノ XC50 193,200円~(2月10日発売)

★ヤマハ ビーノ XC50 車両解説

人気のレトロポップスタイルスクーター
2011年モデルは車体カラーを一部変更

1997年3月の2ストロークモデル発売に始まる“レトロポップ”スクーター、ビーノ。丸目ヘッドライト、フラットなフロア、大きめのレッグシールドに深いフロントフェンダー、フルカバードタイプをイメージさせるリアサイドカバーなどノスタルジックなビンテージスクーターフォルムに、ジョグで定評の6.3馬力エンジンを搭載してデビューした。

流行廃りの多いファッション系スクーターといえたが、すでに15年にならんとする歴史を作り上げてきている。やはりビンテージスクーターの定番デザインには強い力があるのだろう。

それはともかく、歴史を刻み続けられたのは、2004年(3月発売)のフルモデルチェンジで燃費向上と環境対応をはかった4ストロークエンジンへと切り換えられたことも大きなポイントだ。それも原付スクーター初の3バルブとメッキシリンダーを採用した先進の4ストロークエンジンだった。生産もこの頃から“当然”となりつつあった海外拠点(ヤマハモーター台湾)に移行されている。

その後は2008年モデル(2007年11月発売)としてF.I.化が行われたのが大きな変更点で、それ以外はイヤーモデルとしてほぼ毎年細かい改良が続けられて今日に至っている。

2011年モデルは、ベーシックモデルのビーノ XC50が新グラフィックのVino立体エンブレムの採用と、インナー色に淡いベージュ系を取り入れカジュアル&ポップ感を演出。デラックスバージョンのXC50Dでは、ヘッドライトカバーが従来のクロームメッキ処理から車体と同色の塗装仕様となった。

XC50はヒートレッド、ライトイエローイッシュグレーソリッド4の2色を継続。XC50Dは新色ブラックメタリックXとホワイトメタリック1(写真)を設定。ダークレディッシュグレーメタリック2、パープリッシュブラックパール2、ダルレッドメタリックTを継続。
XC50はヒートレッド、ライトイエローイッシュグレーソリッド4の2色を継続。XC50Dは新色ブラックメタリックX(写真)とホワイトメタリック1を設定。ダークレディッシュグレーメタリック2、パープリッシュブラックパール2、ダルレッドメタリックTを継続。

★YAMAHAプレスリリースより (2011年1月13日)

多彩なカラーリングで人気の原付1種スクーター
「ビーノ XC50」「ビーノ XC50D」
2011年モデルについて

ヤマハ発動機株式会社は、レトロポップスタイルと優れた環境性能で人気の原付1種スクーター「ビーノ XC50」シリーズについて、車体カラーの一部を変更した2011年モデル、2グレードを設定し2011年2月10日より発売する。「ビーノ XC50」は2色設定、「ビーノ XC50D」は5色設定となる。

2011年モデルの「ビーノ XC50」は、新グラフィックのエンブレムを採用、インナー色は淡いベージュ系としてカジュアル&ポップ感を演出した。

デラックス仕様の「ビーノ XC50D」は、立体エンブレムとメーターケースにクロームメッキを施したモデルで、2011年は「ブラックメタリックX」と「ホワイトメタリック1」を追加。またヘッドライトカバーを従来のメッキから車体と同色とし、多彩なカラーリングを強調した。

ビーノは、1997年3月に初代モデルを発売。2004年には水冷4ストローク3バルブエンジンを搭載、2008年にはF.I.を採用し始動性・環境性能向上等を図り商品性を向上させている。なお本製品の製造はヤマハモーター台湾で行う。

名称
「ビーノ XC50」「ビーノ XC50D」
発売日
2011年2月10日
メーカー希望小売価格
「ビーノ XC50」
193,200円(本体価格184,000円/消費税9,200円)
「ビーノ XC50D」
198,450円(本体価格189,000円/消費税9,450円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
カラーリング
「ビーノ XC50」
■ヒートレッド(継続/レッド)
■ライトイエローイッシュグレーソリッド4(継続/ベージュ)
「ビーノ XC50D」
■ブラックメタリックX(新色/ブラック)
■ホワイトメタリック1(新色/ホワイト/ブラック)
■ダークレディッシュグレーメタリック2(継続/ダークブラウン)
■パープリッシュブラックパール2(継続/ブラックパープル)
■ダルレッドメタリックT(継続/ピンク)
販売計画
9,000台(シリーズ合計、年間・国内)

★主要諸元

車名型式 JBH-SA37J
ビーノ XC50
発売日 2011年2月10日
全長×全幅×全高(m) 1.675×0.630×1.005
軸距(m) 1.160
最低地上高(m) 0.095
シート高(m) 0.715
車両重量(kg) 80
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 66(30km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A313E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.1[4.2]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.9[0.40]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.5
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.731~0.844
キャスター(度) 24°05′
トレール(mm) 70
タイヤサイズ 90/90-10 50J
90/90-10 50J
ブレーキ形式 リーディングトレーリング
リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン