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SUZUKI RG500/400Γ(HM31A/HK31A)
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レーサーレプリカブームを決定づけたRG250Γのさらに上を行く究極のGP500レプリカマシンが、2月に登場したRG500/400Γ。エンジンは量産市販車としては初めて採用されたワークスレーサーRGΓと同レイアウトのロータリーディスクバルブエンジンを2気筒ずつ前後に配置したスクエア4が新たに作られた。もちろん排気デバイスSAECや両側のマニホールドを連結したSIPCを装備し、フレームはアルミのMR-ALBOX、フロントフォークにはアンチノーズダイブに代わる新機構PDFをダブルで装着するなど、当時流行したシステムの頭文字を取った最新技術が惜しみなく投下された。RZVは500のみだったが、メイン市場であった中型免許を配慮して、500(写真上)と400(写真左)の2バージョンが同時に発売された。500はアンダーカウルを標準装備し、400はオプションで設定された。車体色は400、500共通のホワイト×ブルーとホワイト×レッド。
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●エンジン:水冷2ストロークスクエア4気筒●総排気量(内径×行程):397<498>cc(50<56>×50.6mm)●最高出力:59<64>ps/9000<8500>rpm●最大トルク:4.9<5.8>kg-m/8500<7500>rpm●変速機:6段リターン●全長×全幅×全高:2100×695×1185mm●軸距離:1425mm●乾燥重量:153<156>kg●タイヤ前・後︰110/90-16・120/90-17●発売当時価格:659,000<759,000>円※< >は500
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HONDA NS400R(NC19)
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ガンマに続き5月に登場した、ホンダ最初にして最後になるであろうBIG2ストスポーツ。WGPレーサーNS500のコンセプトをダイレクトにフィードバックした前1、後2の水冷90度V型3気筒エンジンには、排気デバイスATACを装着し、フレームはアルミ角パイプ。サイドスタンド部分にまでスポイラーが装着された本格派で、ファイティングレッド×シャスタホワイトのトリコロールと、ワークスカラーであったアリューシャンブルー×シャスタホワイトのロスマンズが用意された。
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●エンジン:水冷2ストロークV型3気筒●総排気量(内径×行程):387cc(57×50.6mm)●最高出力:59ps/8500rpm●最大トルク:5.1kg-m/8000rpm●変速機:6段リターン●全長×全幅×全高:2025×720×1125mm●軸距離:1385mm●乾燥重量:163kg●タイヤ前・後︰100/90-16・110/90-17●発売当時価格:629,000円
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SUZUKI
RG500Γ Walter Wolf
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SUZUKI
RG400Γ Walter Wolf
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7月に全日本ワークスカラーのウォルターウルフ仕様を699,000円で発売。シングルシートカウルとアンダーカウルは標準装備されていた。同カラーイメージのヘルメット、レーシングスーツ、グローブ、ブーツもオプションで用意されていた。9月には400とグラフィックが異なる500も769,000円で発売された。
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YAMAHA
RD500LC
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国内仕様のRZV500Rは、1984年12月にスピードメーター表示など小変更のみで変更はなかったが、輸出仕様はカラーリングを変更して1985年モデルも登場した。
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