2015年7月21日 

■“より良い歩き方”をサポート、ホンダ「歩行アシスト」をリース販売へ

Honda歩行アシストはシンプルなベルト機構により、簡単に装脱着でき、椅子に座った状態での装着も可能。幅広い体格にもフィットする(身長140cm以上)。

 バイクやクルマから始まり、ジェット機やヒューマノイドロボット・ASIMOまで、ホンダの最先端テクノロジーは様々な分野に広がっている。これは創業者・本田宗一郎の「技術で人に貢献する」という精神によるものだ。そして、より多くの人に移動する喜びを提案する歩行訓練機器として「Honda歩行アシスト」を発表。11月よりリース販売される。

 1999年より研究がスタートしたホンダの歩行アシスト、最大で32kgあった機器は完成を見据えていた2010年に2.8kgまでの軽量化を達成。現在とほぼ同じシンプルな構成(バッテリー、制御コンピュータ、腰フレーム、角度センサー、モーター、大腿フレーム)が確立された。また、京都大学との共同研究も行なわれ、2013年からは全国約50の病院や施設がモニター(有償)として先行使用。さらなる製品の使いやすさや機能の最適化が進められ、今回発表された機器にフィードバックされているという。

  ホンダの歩行アシスト、人の僅かな力を電気の力で補う電動アシスト自転車のようなものをイメージしてしまうが、実際は二足歩行理論である「倒立振子モデル」に基づく歩行を“誘導”するというもの。リハビリテーションの現場で医師や療法士の指導の下、制御コンピュータが補正した歩幅、歩行タイミングを装着者に対しアシストし、「より良い、正しい歩行」を目指すという、歩行訓練をサポートする機器となっている。



●主な特徴
・Honda独自開発の薄型モーターと制御システムにより小型軽量化を実現
・シンプルなベルト機構の採用で、より簡単に装脱着が可能
・サイズ調節可能なフレームの採用で、幅広い体格の方が使用可能
・タブレット端末(コントローラー)で、使用者ごとの歩行の特徴、訓練状況を可視化できる計測機能付き
・3つの訓練モードが設定可能
①追従モード:装着者の歩行パターンに合わせて歩行動作を誘導
②対称モード:装着者の歩行パターンを基に左右の脚の屈曲、伸展のタイミングが対称になるように誘導
③ステップモード:歩行中の重心移動をスムーズに行うロッカーファンクションの機能回復ができるよう繰り返しステップを誘導


(左より)本田技研工業 汎用パワープロダクツ事業本部 歩行アシスト推進ブロック 伊藤寿弘 LPL(開発責任者)、共同研究を行なっている京都大学大学院医学研究科 大畑光司 博士、 本田技研工業 汎用パワープロダクツ事業本部長 五十嵐雅行 取締役 執行役員。

●主要諸元
全幅:約430mm〜495mm
重量:約2.7kg(バッテリーを含む)
一充電稼働時間:約60分
バッテリー:リチウムイオン電池、22.2V-1Ah
モーター出力:最大トルク4N・m
使用場所:屋内または屋外(雨天を除く)平地
保管温度範囲:-20℃〜55℃
使用温度範囲:10℃〜30℃
使用湿度範囲:30%〜85%

●リース価格(3年間の契約)
月額45,000円/台 ※定期保守点検1回/年と実機講習会費用(2名)を含む

問:Honda歩行アシストカスタマーセンター   
TEL:048-462-5102