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2017年11月9日 

■ホンダ・スーパーカブ110MD他の改善対策(平成29年11月9日届出)

 対象車両は型式2BJ-JA43(通称名:スーパーカブ110 MD)の車台番号JA43-1000017~JA43-1006874(製作期間:平成 29 年 8 月 30 日~平成 29 年 10 月 24 日)の4,555台(郵政専用車両)、型式2BJ-JA44(通称名:スーパーカブ110)の車台番号JA44-1000019~JA44-1000323(製作期間:平成 29 年 10 月 13 日~平成 29 年 10 月 30 日)の228台、型式2BJ-JA42(通称名:スーパーカブ110 プロ)の車台番号JA42-1000011~JA42-1000114(製作期間:平成 29 年 8 月 30 日~平成 29 年 10 月 18 日)の64台、計3型式、計3車種、計4,847 台。

 不具合の部位(部品名)は「原動機(エアクリーナボックス)」。

 不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「エアクリーナボックスにおいて、ブローバイガス通路の成型設備が不適切なため、ブローバイガス通路に樹脂の膜が残り、貫通していないものがある。そのため、エンジン回転を上げると、燃焼室から漏れたブローバイガスにより、クランクケースの内圧が上昇し、ヘッドカバーガスケットが一部外れ、エンジンオイルが漏れるおそれがある」というもの。

 改善対策の内容は「全車両、ブローバイガス通路の貫通状態を点検し、貫通していない場合は、良品のエアクリーナボックスに交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:本田技研工業 お客様相談センター
TEL:0120-086819

2017年11月9日 

■KYMCOがEICMAで「Cシリーズコンセプト」と「XCITING S 400」を発表

 KYMCOは、EICMA2017(ミラノショー)で、「Cシリーズコンセプト」の二輪モデル「V2」と三輪モデル「V3」、2タイプのコンセプトモデルと、最新のマキシスクーター「XCITING S 400」を発表した。

 Cシリーズコンセプトは、究極の快適さと、長距離ツーリングの実用性を求めるライダーに、軽いアドベンチャー機能と発見の楽しさも提供することを目標に開発されたモデルで、CV2が二輪、CV3が三輪車を表し、キャラクター、個性が異なるという。

 KYMCO初の3輪スクーターであるCV3は、ユニークなフロント2輪メカニズムを持ち、どんな状況下でも卓越した安定性と信頼性を提供できるように設計されているという。CV3のフロントサスペンションには電子ロックも装備されており、ボタンを押すだけで、確実に自立させることが可能だ。卓越した安定性と快適性を兼ね備えたCV3は、運転の自由と快適さを享受しながら、都市交通におけるスクーターの敏捷性も体験したい人に最適、としている。

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CV3 concept。 CV2 concept。

「KYMCO’s New XCITIONG S 400 Putshines All the City Glitter at 2017 EICMA」

 KYMCOがEICMAで公開したもう一つのモデルは、KYMCOの最新のマキシスクーター「XCITING S 400」だ。このXCITING S 400は、機敏なハンドリング、クラス最高レベルの出力、滑らかで静かなパワーデリバリーなどで高い評価を得ているXCITING 400の後継機種で、あらゆる面でXCITING 400の性能を上回っている。

 長年にわたるKYMCOの“Win My Heart”の精神に基づき綿密に設計され、スポーツツーリング性能を追求するライダーの厳しい要求に応ええる次世代のマキシスクーターとされている。スクーターとして業界初となるECE認定のDRL(デイタイムランニングライト)を搭載し、視界を大幅に向上させているのも特徴だ。

 エンジンは、クラス最高の出力26.5kWと、最大トルク37.7Nmを生み出し、都市交通のための応答性に優れた加速だけでなく、高速域からの即座の強力なスプリントも保証してくれる。

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XCITING S 400。

●キムコジャパン http://www.kymcojp.com/

2017年11月8日 

■ANZEN漫才らも“断念バイカー”を応援

※写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。

 バイクに憧れ、乗りたいとは思うものの、何らかの理由でバイクに乗ることをあきらめている人たちのことをヤマハは“断念バイカー”と呼ぶ。そんな人たちの一助として、昨年に続きトークイベント「救え! 断念バイカー」が開催された。イベントにはWEB動画「みやぞんからのプレゼントは“安定感”」でお馴染み、ANZEN漫才(みやぞん/あらぽん)とモデルのemmaが登場。

 ヤマハは若者(18~29歳)に対し意識調査したところによると、何と約半数が断念バイカーだとか。二輪免許をもつあらぽんは引っ越し先にバイク駐輪場が無かったことでバイクに乗ることを一時断念。子どもの頃からバイクに乗ることに憧れているというemmaは「運転が難しそう」などの理由で免許取得を躊躇、二人とも断念バイカーである。

 emmaが語るもうひとつの理由「バイクは転ぶのが怖い!!」は、断念バイカーがバイクをあきらめている理由の第1位だとか。ヤマハはそんな人に向け、LMW(リーニング・マルチ・ホイール)テクノロジーを採用したことで安定感ある走りを生む三輪バイクをきっかけとして救済を考えているようだ。

 会場ではトリシティ125/155に加え、2018年から市販を予定している LMWの第3弾・NIKENを披露。断念バイカーのみならず、リアル・バイカーにも興味を抱かせる未知なるバイク・ライフの拡がりに期待である。

若者の2人に1人はバイクに対し憧れをもっている。二輪免許取得を断念する3つの理由は①転倒が怖い②バイクの購入費が高い・かかる③運転が難しそう。
16歳からバイクに乗っているというあらぽん。動画では白いが、実際は好みによってマットブラックのトリシティ155に乗っている。 ライダースでキメたemmaは北海道出身。富良野~美瑛間にある“ジェットコースターの道”をバイクで走りたいと語る。 断念バイカーに応援歌も披露したみやぞんは二輪免許を持っていないが、今回のイベントをきっかけに免許取得を宣言! 
こちらの動画が見られない方、大きな画面で見たい方はYOU TUBEのWEBサイトで直接ご覧下さい。https://youtu.be/L8XHkiukS1I

2017年11月8日 

■ホンダがEICMAミラノショーでコンセプトモデル「CB4 Interceptor」を公開

 ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、HondaがEICMA2017(ミラノショー)に、コンセプトモデルCB4 Interceptorを出展すると発表した。

 この「CB4 Interceptor」は、“ネオ・スポーツ・カフェ”をデザインテーマに、EICMA2015に出展した「CB4 CONCEPT」の進化モデルで、スタイリングは、カラーをブラックで統一し、エレガンスさとスポーティーさを演出しながら、流れるようなラインで構成している。フロントに装備したファンによって、フューエルタンク上のタッチスクリーンに電気を供給。このタッチスクリーンはネットワークに常時接続されており、マップによるナビゲーション、緊急時の通話、デバイスの接続などの機能を提供するという。

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CB4 Interceptor。

●Hondaお客様相談センター:0120-086819(オーハローバイク)
http://www.honda.co.jp/motor/

2017年11月8日 

■スズキがEICMAミラノショーにSV650Xを市販予定モデルとして出展

 スズキは、EICMA(ミラノショー)に、海外市場向けの2018年モデルとして新型「SV650X」を“市販予定モデル”として出品した。

 新型「SV650X」は、先の東京モーターショーで発表した参考出品車「SV650X」の市販予定モデルとされるもので、スムーズな出力特性や高い操縦性を特長とする、645cm3、V型2気筒(Vツイン)エンジンを搭載したスリムで軽量なロードスポーツバイク「SV650」をベースに、ヘッドライトカウルやセパレートハンドルなどでカフェレーサースタイルのスポーツカスタムとし、個性的な外観に仕上げている。

 ヘッドライトカウル左右にはアクセントとしてスリットを入れ、燃料タンクには「SUZUKI」の文字を入れたデザインとした。また、セパレートハンドルを装備することでスポーティーなライディングポジションを実現し、シート座面を立体感のある仕上がりにしたタックロールシートに、前傾姿勢でも疲れにくいソフトなクッションを採用している。さらに、ヘッドライトの下にはオプションでフォグランプを装着可能としている。

 ちなみに市販は、2018年初頭から、欧州を中心に販売する計画だ。

●新型「SV650X」主要諸元
 全長×全幅×全高:2,140×730mm×1,090mm、ホイールベース:1,445mm、装備重量:198kg、エンジン型式:645cm3水冷4ストローク90度V型2気筒

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SV650X。 SV650X。オプションのフォグランプを装備。

■スズキ http://www1.suzuki.co.jp/motor/

2017年11月7日 

■HONDAがEICMAで「CB1000R」、「CB300R」、「CB125R」、「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」を世界初公開

 ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、Hondaがイタリア・ミラノで開催されるEICMA2017(ミラノショー、一般公開11月9日から)にヨーロッパ向け2018年モデルの二輪車ラインアップとコンセプトモデルを出展すると発表した。

 世界初公開となるのは、CB1000R、CB300R、CB125R、CRF1000L Africa Twin Adventure Sportsの4モデルで、その他、ゴールドウイング、X-ADV、NC750X、NC750S、INTEGRAのニューモデル、そしてスーパーカブC125、モンキー125と東京モーターショーで世界初公開したモデルも出展する。

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CB1000R。 CB1000R。Neo Sports Cafe Conceptのデザインイメージをほぼ踏襲。

■CB1000R
 フルモデルチェンジのCB1000Rは、開発の狙いを「魅せる、昂る、大人のためのEMOTIONAL SPORTS ROADSTER」とし、その実現のために、マスの集中化と軽量化を図った車体パッケージングに加え、さらに力強い出力特性を発揮する直列4気筒DOHC4バルブ1000ccエンジンと、スロットル・バイ・ワイヤシステムの搭載などを行い、エキサイティングでありながら操りやすさも追求しているという。スタイリングは「ネオ・スポーツ・カフェ」をデザインテーマにし、経験を積んだ大人の趣味にふさわしい、高品位な機能部品で構成された外観を実現したとしている。
 

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CB300R。 CB300R。日本市場へは250で登場。
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CB125R。 CB125R。久々のフルスケール125スポーツ。

■CB300R、CB125R
“新世代CB”として誕生した両モデルは、ビギナーから経験豊かなライダーまで幅広い層を想定して開発れたモデルだ。マスの集中化を図ることで、軽快で上質な操縦フィールを目指している。スタイリングは、両モデルともにCB1000Rのイメージを踏襲。コンパクトかつダイナミックなプロポーションやメカニカルな機能美など、所有感を高めている。
 

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CRF1000L Africa Twin Adventure Sports。 CRF1000L Africa Twin Adventure Sports。スロットル・バイ・ワイヤシステムを導入。

■CRF1000L Africa Twin Adventure Sports
 CRF1000L Africa Twinに新たに設定したAdventure Sportsモデルは、「もっと遠くへ行きたい」、「もっとタフに過酷な挑戦をしたい」というさらなるアドベンチャーマインドをかき立てるモデルとして開発。また、1988年に初代Africa Twinがヨーロッパに登場してから30年を象徴する記念モデルです。24L容量の大型フューエルタンクと大型のウインドスクリーン、ロングストロークのサスペンションなどの採用に加え、スロットル・バイ・ワイヤシステムも新たに装備している。

 この他、新開発の水平対向6気筒エンジンをコンパクト化を図ったボディに搭載するニューゴールドウイング、新たにセレクタブルトルクコントロールなどを採用したX-ADV、海外市場での「A2免許」ライダーに対応すべく出力35kWモデルを追加したNC750X、NC750S、INTEGRAなどのニューモデル群をラインナップ。これらのうちCB1000R、CB300R(国内へは250で導入)、CB125R、CRF1000L Africa Twin Adventure Sportsの各モデルは日本での販売が計画されている。

●Hondaお客様相談センター:0120-086819(オーハローバイク)
http://www.honda.co.jp/motor/

2017年11月7日 

■ホンダが2018年の二輪モータースポーツ活動計画を発表

 現地時間の11月6日、イタリア・ミラノで開催されるEICMA2017(ミラノショー)で、ホンダは「FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)」をはじめとする世界選手権、および「ダカールラリー2018」の参戦体制を発表した(以下、プレスリリースより)。

1.FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)
●MotoGPクラス
 2018年シーズンのMotoGPクラスには、Hondaのワークスチーム「Repsol Honda Team」から、現在ポイントランキング1位のマルク・マルケスと、MotoGPクラス13年目となるダニ・ペドロサの2名が2018年型のワークスマシンRC213Vで参戦します。また、「LCR Honda Castrol」のカル・クラッチロー、「LCR Honda IDEMITSU」の中上貴晶、そして「Estrella Galicia 0,0 Marc VDS」のフランコ・モルビデリ、トーマス・ルティの4名もRC213Vを駆って参戦、ライダーズ、コンストラクターズ、チームの3冠獲得を目指します。

●Moto3クラス
 2017年シーズン、2年ぶりにライダーズとコンストラクターズのダブルタイトルを獲得したMoto3クラスには、2018年型のHondaワークスマシンNSF250RWを13台投入。7チーム体制で臨み、2017年に続く、ライダーズ、コンストラクターズのタイトル連覇に挑みます。

2.FIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)
 ライダーズタイトル11連覇を達成したWCTには、Hondaのワークスチーム「Repsol Honda Team」から、11年連続チャンピオンのトニー・ボウと、WCT参戦23年目の藤波貴久の2選手が、ワークスマシンCOTA4RTで参戦。ボウはタイトル連覇の記録更新を狙います。

3.FIMモトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)
●MXGP:450ccクラス
 MXGPクラスには、ワークスチーム「Team HRC」から、2017年シーズンランキング5位のティム・ガイザーが参戦。また、MX2ランキング8位のブライアン・ボジャーズが新たに参戦。2018年型のワークスマシンCRF450RWを駆りタイトル奪還を目指します。

●MX2:250ccクラス
 MX2クラスには、2017年シーズンに同クラス13位のカルバン・ブランドレンが「Team HRC」からワークスマシンCRF250Rで参戦し、タイトル獲得を目指します。

4.AMAスーパークロス世界選手権シリーズ(450SX)
●450SX:450ccクラス
 450SXクラスには、Hondaのワークスチーム「Team Honda HRC」からケン・ロクスンと、コール・シーリーが2018年型CRF450Rで参戦し、タイトル獲得を目指します。

5.FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)
 Hondaのヨーロッパ地域統括会社である(株)ホンダ・モーター・ヨーロッパ・リミテッド(Honda Motor Europe Ltd.)が支援する「Red Bull Honda World Superbike Team」から、現在もWSBに参戦中のレオン・キャミアがCBR1000RR SP2で参戦し、タイトル獲得を目指します。

●ダカールラリー2018
 ダカールラリー参戦6年目となるHondaのワークスチーム「Monster Energy Honda Team」は、ダカールラリー参戦8年目のエースライダー、ホアン・バレダ、参戦10年目のパウロ・ゴンサルヴェス、そしてケビン・ベナバイズ、マイケル・メッジ、リッキー・ブラベックの総勢5名が、2018年型のワークスマシンCRF450 RALLYでタイトル獲得を目指します。

2017年11月7日 

■ヤマハTRICITY MW125他の改善対策(平成29年11月7日届出)

 対象車両は型式EBJ-SE82J(通称名:TRICITY MW125)の車台番号SE82J-001001~SE82J-026360(製作期間:平成26年6月23日~平成28年8月3日)の9,471台、型式EBJ-SE82J(通称名:TRICITY MW125A)の車台番号SE82J-015001~SE82J-046640(製作期間:平成27年2月20日~平成28年6月10日)の1,110台、計1型式、計2車種、計10,581台。

 不具合の部位(部品名)は「動力伝達装置(ベルト駆動用プーリの締付けナット)」。

 不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「動力伝達装置において、ベルト駆動用プーリの締付け部の構造が不適切なため、走行中に当該プーリの締付けナットが緩むことがある。そのため、当該プーリがケースカバーと接触して異音が発生し、そのまま使用を続けると、ナットが脱落し、最悪の場合、エンストして再始動できなくなるおそれがある」というもの。

 改善対策の内容は「全車両、プーリの締付けナットとワッシャを対策品と交換し、ナットの締付け
トルクを変更する。また、ワンウェイクラッチを取り外す」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ヤマハ発動機販売 市場改修お客様相談窓口
TEL:0120-133-120

2017年11月7日 

■高橋 巧、全日本ロード最高峰クラスで念願のタイトル獲得!

 11月5日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース選手権・第9戦「第49回 MFJグランプリ」は2017年シリーズ最終戦。J-GP2クラスは水野 涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)が前戦すでにチャンオピオンを決めていたが、他3クラスはタイトルを懸けた戦いが展開される。

 最高峰クラスのJSB1000は例年通り2レース制。いずれのレースもディフェンディング・チャンピオンの中須賀克之(YAMAHA FACTORY RACING TEAM )が優勝を飾るも、今シーズンは9レース中5勝の最多勝ながら、タイヤ径の変更(16.5→17インチ)による僅かなフィーリングの違いで転倒による取りこぼしも多く、シリーズ6位に終わる。一方、最終戦で逆転を狙うランキング2位の高橋 巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda) は両レース2位でフィニッシュ。ランキングトップながら投入した新型マシンのポテンシャルを引き出すことに苦しみ8位/5位と奮わなかった津田拓也 (ヨシムラスズキMOTUL )のポイントを逆転し、2017年シーズン・チャンピオンの栄冠を手に入れた。高橋にとって2009年から参戦を開始したJSB1000クラスで初のタイトル。また、ホンダにとっては同クラス6年振りのタイトル獲得となった。

 尚、ST600クラスはヤマハYZF-R6 を駆る参戦4年目の前田恵助(伊藤RACING・GMDスズカ )が、J-GP3クラスは3ポイントビハインドで挑んだ伊達悠太(BATTLE FACTORY)が逆転でタイトルを獲得している。

高橋 巧のコメント(JSB1000クラス・チャンピオン)
「ここ何年も悔しいシーズンが続いていましたが、やっとチャンピオンを獲得できました。本当に嬉しく思います。レース1でランキングトップにたったことで少し気持ちが楽になりました。レース2はポイント差を気にせずに勝つことだけを考えて自分のレースをしました。最終戦で優勝することは出来ませんでしたが、最後まで全力を尽くしました。応援してくれたファンの皆さん、支えてくれたチーム・スタッフに感謝したいと思います」
前田恵助のコメント(ST600クラス・チャンピオン)
「昨年、チャンピオンを獲り損なったこともあり、本当にすごくうれしいし、最高の気分です。今シーズンは、もてぎで全日本初優勝を獲得し、その直後のオートポリスで崩れてしまったのですが、岡山国際で2勝目をあげ“いける”という感触を掴みました。この最終戦は、優勝がなくそれを求めるが故に、自分にプレッシャーをかけた昨年と違い、不安はなく、グリッドでも皆さんの声に励まされ落ち着いてスタートを切れたのですが、序盤はガチガチで攻めることができず、ポジションを落としてしまいました。ただ4番手に落ちた時に、“何をやっているんだ”と我に返り、一気に緊張が解け、優勝こそ逃しましたが、表彰台に立ってチャンピオンを決めることができました。うれしいのですが、僕はもっと上のクラスで勝負したいという気持ちがあります。だからこそ、このタイトルでようやくスタートラインに立ったという感じです。もし今後、ステップアップの機会があれば、全力を尽くしさらに成長していきたいと考えています。最後に伊藤監督をはじめ、支えてくれたすべての方に感謝します。1年間、ありがとうございました」
伊達悠太のコメント(J-GP3クラス・チャンピオン)
「混戦のレースになり、自分のペースを作るのが難しいレースでした。それでも、常に前に出ることを意識しながら走りました。最終ラップに勝負をかけて前に出ることは決めていて、作戦通りに勝つことが出来てよかったです。自分はミニバイクでチャンピオンになった経験はありますが、それ以外はなく、タレントカップでもラインキングトップで最終戦に挑んで転倒してしまって、チャンピオンになれなかったので、今回は、しっかりとタイトルが取れてうれしいです」

2017年11月7日 

■ヤマハが「NIKEN」をEICMAミラノショーに出展、2018年から市販へ

 ヤマハ発動機は、東京モーターショーでワールドプレミアした大型LMW※1スポーツモデル、「NIKEN(ナイケン)」※2を11月9日からイタリア・ミラノで開催される「EICMA(国際モーターサイクルエキシビション)」に展示すると発表した。また、同時にこの「NIKEN」を2018年から市場へ投入する計画も発表した。

 847cm3、水冷・直列3気筒エンジンを搭載する「NIKEN」は、路面等の走行環境変化の影響を受けにくく、旋回時の高い安定感を生み出すLMWテクノロジーを採用し、さまざまに変化する路面や、タイトコーナーが続くワインディングロードを自在に駆け抜ける高いスポーツ性能を実現したモデルだ。また、LMWの基本性能を高める“新ステアリング機構“などの新技術の投入により、LMWならではの安定感に支えられたエキサイティングな走行性、疲労感が少なく余裕ある乗り味、斬新なスタイルなどを備えている。

この「NIKEN」は、「TRICITY125」(2014年発売)、「TRICITY155」(2017年発売)に続くLMW の第3弾で、ヤマハの成長戦略のひとつ“ひろがるモビリティの世界”を推進するモデルとしても注目される。

※1:LMW=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称、商標登録第5646157号。
※2:「NIKEN」:前2輪を2つの剣にたとえ、ふたつの剣が新しい世界を創りだすという意味を込めた造語。

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「NIKEN」の主な特長は、
1)自然なハンドリングを生む新ステアリング機構

「NIKEN」では、スポーティな旋回性と安定感を両立させるため、「TRICITY」で実績があるLMW テクノロジーを進化させた新ステアリング機構を採用している。「LMWアッカーマンジオメトリ※」と呼ぶ新しい構造で自然な操舵感、リーン特性、タイヤ摩耗低減効果をもたらしている。さらに45度という余裕のバンク角、外側片持ちフロントサスペンション(倒立式/片側2本)、ワイドな410mmのトレッド設定、2軸ステアリング機構などをバランスさせ高いパフォーマンスを実現している。
 なお“LMWテクノロジー”とは、パラレログラムリンクを用いたサスペンションと操舵機構のことで、軽快感と安定感の両立に貢献する技術とされている。

※LMWアッカーマンジオメトリ=ヤマハ独自の設計で“ナックルエンド”と“リーン軸”を別系統とし相互のバランスを最適化したもの。

2)走りを支えるハイブリッド・フレームと優れたハンドリングを支えるディメンション

 各部の強度・剛性・しなりの要求に応じ、工法と材質を使い分けたハイブリッド・フレームを採用し、優れたハンドリングを実現している。リアアームはアルミ鋳造+パネル溶接とし、優れた剛性・強度バランスをもたせている。
 また、軸間距離からリアアーム長まで、細部の諸元の最適設計を行っている。リアアーム長は552mm(「MT-09」比15mm延長)で、ピボットとの関係のバランスをとり加減速にともなうリアアームの対地上角変位を最適化、旋回時の優れた安定感に寄与している。

3)LMW用専用開発、15インチVレンジフロントタイヤ

 スポーツバイク並みのハンドリングと優れた走行性能を発揮するため、LMW専用の120/70R15、Vレンジタイヤをフロントに採用。タイヤメーカーと共同開発し、優れたグリップ性、耐摩耗性、ウエット性能が特徴という。

4)新メカニズムを活かした躍動感あるスタイリング

 スタイリングは、“New Type of Agility & Controllability“をコンセプトとし、フロント2輪・15インチ&片側2本のフロントサスペンションという新メカニズムを活かし、エキサイティングな走りを予感させるスタイルとしている。
 フロント2輪でしっかり地面を掴むイメージ、タイヤグリップと減衰感に優れたサスペンションによる踏ん張りの効く足回りの印象、そしてパワーと駆動力を伝える力強く引き締まった骨格がスタイリングの特徴だ。
 フロントフェイスは、エアロダイナミクス性能とフローティングマウントの軽快感あるスタイリングを両立。路面を睨む2眼ヘッドライトとフロントの幅を示すポジションライトの組み合わせは、機能的かつスポーティな表情を演出している。
 燃料タンクは、ネガ面を含む滑らかな曲面形状のアルミ製タンクを採用。ライダーアクションにフィットする形状としている。
 カラーリングは、上質感あるダークグレーメタリックを基調に、ヤマハレーシングスピリットを示すブルーをフロントフォークのアウターチューブやホイールに配し、“攻めるLMW”を表現したという。

5)クランク慣性モーメントを最適化したエンジン、マイルドな FIセッティング

 847cm3水冷4ストローク・直列3気筒・FI(YCC-T)軽量エンジンを搭載。最新の「MT-09」用エンジンをベースに、クランク慣性モーメントの最適化(「MT-09」比18%増)、およびFIセッティングにより、スポーティかつマイルドな操作性を生み出している。
 ミッションには高強度の「KKG8」材(YZF-R1同素材)を採用しスポーティな走りに対応させている。

6)快適なツーリングを支援する数々のフィーチャー

 滑らかな発進性・走行性を支援するTCS(トラクション・コントロール・システム)、車体挙動の緩和と軽いクラッチ操作荷重を支えるA&Sクラッチ、滑らかにシフトアップできるQSS(クイック・シフト・システム)、走行モードを選べるD-mode、クルーズコントロールなどを採用している。

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■「NIKEN」 主要仕様諸元
全長×全幅×全高:2,150mm×885mm×1,250mm、シート高:820mm、軸間距離:1,510mm、車両重量:263kg、原動機種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ、気筒数配列:直列3気筒、総排気量:847cm3、内径×行程:78×59.1mm、圧縮比:11.5、最高出力:84.6kW(115.0PS)/10,000rpm、最大トルク:87.5N・m(8.9kgf・m)/8,500rpm、始動方式:セルフ式、燃料タンク容量:18L、燃料供給:フューエルインジェクション、タイヤサイズ(前×後)120/70R15×190/55R17
 
■ヤマハ発動機株式会社 https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/