編集部ブログ 勝島部屋から

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2018年12月31日 

あらら、もう大晦日

- Noah Sellen @ 6:32 AM

 

いやあ、寒いですね。

毎日早起きの僕ですが、今朝の温度はマイナス5。走り納めなんて言いますが、真昼間の僅か2時間ぐらいのゴールデンタイムをピンポイントで狙わないと無理!今日は最近一番出番の多い100ccのスクーターで走り納めよう。近所のホームセンターまで(笑)

 

「年末進行」という言葉に戦々恐々とする編集部ですが、印刷所も正月休みに入ってしまったので年内にできることはもう終わってしまい、結局年明けまで次号の原稿を持ち越す、というね。ダメだなぁ…… 2019年こそはもう少し計画的に誌面作りができると良いのですが、でもね、いつもギリギリになっちゃうのは、関わっている皆さんがギリギリまで引っ張ってでもより良い記事や最新の記事を突っ込んでいきたいからなんですよ。そのスピリッツたるやあっぱれ。

 

 

そういった心臓に悪い生き方ができない僕は、締め切りをしっかりと守って、ソコソコの記事を……いや違う!その範囲内で、現時点で最高のものを!!書いていくのです。ライターや編集ならばもっと神経が図太くなきゃいけないんでしょうね。僕は昔から石橋を叩きまくってから渡るタイプ。なるべくリスクは犯したくないと思ってる小心者です。ま、新年14日発売の号は滞りながらも進んでいますので、たぶんまたちゃんと発売されると思います(笑)。

 

年末に飛び込んできたニュースを二つ。

 

一つ目は、アライヘルメットです。

僕が誌面でよくかぶっている「カフェレーサー」というジェットヘルメットがありまして。濃いグリーンで下の方にはチェッカー柄、サイドにはゴールドで大きく「7」と書いてあるやつですね。これはバイクの種類に関わらずけっこう似合うヘルメットだと思ってます。でも残念ながら絶版。こういった普遍的なデザインで、クラシックにもモダンにも合うようなのがあると良いですよねぇ、と常々アライさんには申し上げてきたのですが、まぁ、僕のそんな意見とは関係ないだろうけど、クラシックなバイクに合いそうなシンプルなフルフェイスが発売されたようですよ。その名も「ラパイドネオ」です。

80年代のクラシックスタイルのオマージュ、という事ですが、個人的に何が良かったってヘルメットの外側に色んなダクト類がついてなくてツルッとしてること。もちろんダクト類は通気性や整流効果があるのだけれど、一方でぶつけると割れたり、経年で色が変わったり、内部の掃除が難しかったり、メットインによっては入りにくかったりと、その高性能とトレードオフされる部分もなくはないんですね。そしてあんまりレーシーだと本誌読者の愛する絶版車系や、最近トレンドのネオレトロ系にはスタイリング的に合いにくかったりもするでしょう。だからこのラパイドネオ、私的に大歓迎。これカッコいいナァ。長く大切に使えそうです。次はシンプルでストロングなグラフィックに期待です。

 

もう一つはダンロップ。

TT100GPは良く知っているブランドでしょう。ダンロップの歴史の1ページ、マン島TTイメージのスタンダードバイアスながら、実はけっこう良いグリップをしているアレです。

あのTT100GPにラジアルタイプが出たんですよ!おおよそそのままあのパターンで、120/70のフロント、180/55のリア。共に17インチです。Z900RSCB1100RSまたはXSRなどに使える、今主流のサイズですね。タイヤは大切な機能部品ですが、一方でメジャーメーカーの今のタイヤでハズレはないわけですから、パターンを楽しんで選ぶのも良いわけですね。タイヤ銘柄でバイクの雰囲気がガラッと変わりますから、こういった商品の登場は嬉しいナァ。

 

とまぁ、寒いのでバイクにも乗らずに情報だけをむさぼってるわけです。恒例のしめ縄は作りましたよ。明日は穏やかな新年を迎えて、翌週からはモトGPロスの僕を癒してくれるダカールも始まりますからね、2019年、元気にスタートして、楽しく安全に過ごせますように。

 

ではでは、よいお年をお迎えください。

 

(ノア)

 

2018年12月5日 

トップボーイ100

- Noah Sellen @ 7:14 AM

 

この前の2スト特集の時にちょっと書いたけれど、最近久しぶりに2スト車を手に入れたのです。その名もキムコの「トップボーイ100」。知ってました?

 

僕は正直、このモデルを知らなかったです。キムコは最近とても元気で、ヨーロッパでも販売が好調、日本市場にも力を入れているし実際に乗ってみると魅力的なモデルがたくさん。安いモデルはソレナリに作って、高いモデルはちゃんと作り込むっていう緩急がうまい気がします。かつてのシグナスXとアクシストリートみたいにね。

 

いや、良い意味で言ってるんですよ!何でもかんでも高級志向なのはやめて欲しいもの。ただの優秀な道具という、飾らないバイクもあって良いと思っています。キムコと言えば電動バイクのインフラ整備などにも積極的ですね。そういう面では国産メーカーよりも先を行っているとさえ感じます。ちなみに250ccスクーターのG-Dink、これ、買いです。ステップスルーで超便利&カッコいい&速い&リーズナブル。ニーゴースクーターのダークホースですね。

 

さて、トップボーイですが、なんでそんなレアなバイクを入手したかって、たまたま引っ越しでこれが要らなくなったという人からもらったんです。原2スクーターは一度手に入れると手放せなくなると言いますが、ホントそうですね。チョー便利!2ストロークの100ccですから速い、ですよ、それなりに。メチャクチャ速いってわけでもないけど、2スト100ccなりに良いダッシュを見せます。小雨が降ってても足元濡れません。メットインに荷物入るし2ケツもできます。でもどこに行くにもその機動力が楽しくていつでも全開だから燃費が悪い……気がしてました。

 

で、先日紅葉ツーリングに出かけました。セロー2台とCB223Sだっていうから、トップボーイぐらいがちょうどいいだろう、と。北関東の裏道を繋いで舗装林道をグネグネするツーリングではセロークラスに全く引けを取りません。高速を使わないツーリングならコレで十分だな!なんて思ってたら、燃料計がグングンと下がってきました。その下がるスピードの速い事! 100キロほど走ってビビって給油したら全然入らない。今までマックスで5リッターしか入ったことがないけど、この時は3.5リッター。え?てことはリッター28も走ってるってこと?2スト100ccでほぼ全開で?優秀じゃん!タンクが小さいだけか!

 

田舎に引っ越してからどこに行くにも軽トラになってしまって、あまりバイクに乗らなくなったことを心苦しく思っていましたが、トップボーイが来たおかげで軽トラに乗ることは減りました。やっぱり最高じゃん、原2スクーター!ヤメラレナイ!

 

(ノア)