2012年1月29日 

■タイヤフェチズム

タイヤが大好きなんですよ、ボク。
誌面でも何度も書いてるけれど、どんなバイクでも一番大事なのはタイヤ&ブレーキ。どんなにチューンドエンジンだろうが、どんなにスンゴいサスペンションだろうが、地面にくっついてるのはタイヤだけ! 反対にいえば車体が完調じゃなくてもタイヤさえイイのがついてればある程度大丈夫ということ。(←どういう意味だ??)
うん、ある程度大丈夫っていうか、タイヤはいいのがついてないとダメっすよ実際。

イイの、というのは別にハイグリップだったり最新コンパウンドだったりってコトじゃない。単純にある程度新しくて(ゴムが硬化してない)、偏磨耗してないということです。

タイヤサイズはなぜか「太くしたい」という風潮がありますが、ある女性に最近「男は太さにこだわるからねぇ」と失笑されました。ははっ!
僕はどっちかって言うとタイヤは細い方が好きなんで、各バイクについてるホイールのリム幅に超敏感です。リム幅によって装着できるタイヤが変わってきますからね。

タイヤには適応リム幅というのがあって、一般的なネイキッドマシンに多いリア5.5インチというのは180幅が標準、だいたい170~190が許容されるサイズ変更。じゃ太いのがいいといって190を履いてもいいけど、よっぽどバンク角が確保できてて、かつサーキットなどグリップのいい所を低い空気圧で荷重をかけて走らないと端っこまで使えないしオイシさも味わえない。一方でそういう状況での絶対的グリップ力は高い。

反対に170を履くと倒しこみから粘っこさが消えてスイッと曲がれるようになるし、そんなに深いバンク角まで持ち込まなくても端っこまで使えてグリップ感が得られる。もちろん反対にサーキットなど行ったら絶対的グリップ力はわずかに劣るけれど。

じゃ最良のリム幅はいくつだろうなぁ。
個人的にはフロント3インチ、リアは4.5インチだと思ってる。今月号の「絶版☆改」でもこの幅を使ってるマシンは多いみたい(18インチだけどね)。
僕が言ってるのは17インチ。18インチにも面白さはあるけれど、今の主流はやっぱり17インチだから。

フロント3インチは110/70-17が標準で、120/60とか120/70とかバイアスだったら110/80とか、まぁタイヤメーカーによっても違うんだけど装着できるタイヤが決まってくる。
リア4.5だと最新ハイグリップでもラインナップがある160/60や150/70とかが履けるし、バイアスの150/70も履ける。

ちょっと細めのタイヤの方が公道では特に軽快で楽しいと思うのもあるし、そして現実問題、細めのタイヤの方がちょっと安い。

ということは僕のタイヤ観はすでに決まってるのに、なのに↓こんなカタログを入手して延々眺めてる。小さな冊子ではなくて、A4サイズのタイヤカタログですね。これは盛り上がる! このサイズのカタログだと許容リム幅など詳しく載ってるし、一般的に騒がれるプレミアムタイヤ以外の膨大なラインナップも後ろの方に載ってたりする。入手する機会があったらぜひ。

 

必ずしも最新のハイグリップじゃなくていいんですけどね、どっちかっていうと一昨年のハイグリップより、乗ったフィーリングは新品のスタンダードタイヤのほうがよっぽどいいですから!
ハマりますよ、タイヤ(笑)
(ノア)