2016年7月1日 

■ラウンダバウト

この前、といってもけっこう前だけど、免許の更新に行ってきました。まだゴールドにはなりませんねぇ()  お恥ずかしい話です。最近はしばらく捕まってないから、この調子で行けば次はゴールドかな?

 

さて、青い帯の免許証の人は違反者講習ってやつですね。長い時間座ってありがたいお話を聞くわけです。これがねー、しゃべってる人は一つの才能だね。聞いてる人はみんな死んだ魚みたいな目をしてるのに、何時間も延々としゃべるんだから。なかなかハートが強い。

 

何だったら僕に話させてほしいなぁ!

 

安全のために提案したいことはたくさんあるんですよ実は。バイクだけでなく四輪も原付も自転車も徒歩も含めて、運転には常に想いを巡らせておりましてね、いやほんと、真面目に、言いたいことはたくさんあるんです。

 

そしてなによりあの免許更新の場をもう少し盛り上げる自信もあるね。嫌々そこに座ってる受講者たちに「今日の免許更新は面白かったしためにもなったな」と思わせなきゃ、やってる意味ないもんなぁ。ただの罰ゲームですよ。

 

そんな免許更新でもらってきたのが「わかる、身につく、交通教本」っていう冊子。しゃべりと同じでこの本が「ためになれば」それで良いわけですが……。1ページも読まないで捨てられちゃうんじゃあ、配ってる意味ないもんなぁ。ただゴミを持ち帰らせられるだけですよ。

 

中には本当に全く読まないでポイの人もいるでしょうけれど、安全運転大好きの僕はけっこうちゃんと読みました。

いやーこれがつまんない本なんだわ(せっかくオールカラーなんだしさ、もうちょっとメリハリをつけたり項目ごとに大小つければ興味を持ちやすいのにねぇ。

 

そんな中で目にとまったのが、3ページ目にあった「トピックス」という項目で、最近の道路交通法の改正というページ。

 

ここで一番に書かれてたのが、ラウンダバウトのことだったんです。

日本語で言う「環状交差点」ってやつですね。

 

これは交差点の真ん中に花壇みたいなのがあって、それを時計回りに回りながら行きたい方角へと流出していくというシステムで、ヨーロッパではとってもとっても一般的(右側通行の国は逆回りですよ)。使い方は、交差点を左折するイメージですね。右からくる車に注意を払いながらラウンダバウトに左折合流して、時計回りに回りながら行きたい方角にまた左折して出ていくというわけ。ラウンダバウト内でグルグル回ってる車が優先だから、進入の際には必要に応じて一時停止をするわけだけど、空いてるところだったら一時停止も不要。ということは赤信号みたいに車が来ていようと来ていまいと無条件で止まってなきゃならないのと違って、効率的に交差点をクリアしていけるわけです。

 

メリットは他にもたくさんあってね。

信号と違ってまず電気代がかからないし、信号によって景観が損なわれることもない。球切れもない。一時停止せずにスムーズに流れることが多いから渋滞緩和になる。停止しなくていいんだから車やバイクの摩耗も少ない(停止状態から発進するのは、乗り物にとってとても高い負荷だからね)。真ん中に花壇があるんだからまっすぐ突っ切ることはできず、どうしたって減速して交差点を通過することになるから歩行者などにとっても安全、災害時でも機能する、などなど。

 

逆にデメリットはあまりなくて、場所をとるってことはあるけど、それぐらいじゃないかなぁ。このシステムに慣れるまでは多少の混乱はあるかもしれないけど、ヨーロッパでは超一般的なことを考えると、慣れれば大丈夫なはず。むしろ適度な譲り合いが必要だったりするからドライバーの質も向上するかもね!

 

場所をとるってったって、都内は厳しいけどちょっと郊外に出れば土地は十分にあるわけで。これを使わない手はないんですよ!

 

最初に長野県だったかどっかに導入された時には進入全ての方向に一時停止があって「それじゃあ意味がねーじゃんか!」と笑わせてもらったのだけど、どうやら今のルールではそれはなくなったみたい。日本でももっともっと浸透すればイイナ!

 

こういった安全で効率的な新ルールが導入されたんだから、ぜひ土地のふんだんにある地方自治体はこれを積極的に導入して下さいな!良いシステムだと思いますよ~ 

交通事故ワースト○○にいつも悩まされている我が故郷茨城県、交通量が少ないゆえにただただ無意味に止まらせられる赤信号も多いことですし、どうですか!?

 

 

交通安全評論家になりたいノア