2012年4月20日 

■ナナハン学2

続くったら続くんですよ(笑)

そんなわけで(前ポスト参照)、ナナハンがいいんじゃないかと思ってきたわけです。

面白いのは25ページの「個人的にナナハンベスト5」です。これはね、みんな悩んで悩んで面白かった。一通り決めて書いた後に鈴木カメラマンに電話して「何にしました?」と聞くと「空冷GPZ750F。あとVFも入れたぜ!」「あ!俺も! しかも上位に!」。

はまやさんに電話したら「え!ノアも入れたの!? 俺も入れちゃったよ3位に。GPX750R!」なんて(笑) 市場では必ずしも人気が高くなくても、業界の人たちは「コイツが実はすごくいいんだよな」というのをココロの中に持っているみたいですね。そしてそれがけっこう共通してるから笑える。

僕は他にも3型カタナなんかが好きでね、前にも書いたけど角鉄フレーム車ってだいたい良いと思ってる。FZもいいよね、今回あまり触れられなかったけれど……

さらにはVFRとか入れたかったし、ホライゾンなんかもけっこう好き。鉄フレームのCBR600スモーキンジョーなんてあったら最高!(600はダメ?)

こう考えると普段から「けっこうイイヨなぁ」「出物があったら欲しいよな」と思ってるマシンってナナハンクラスが多いと思います。

そんな中で一応BG若手代表としては、最近のバイクも入れていかなきゃいけないなぁと思った次第。だからGSF750も入れたのだけど、そのほかに今はまた世界的にナナハンがキテルと感じさせる、水冷のハイパフォーマンスナナハンが存在するんですね。

それが5位に入れた水冷のZ750。これが極上にいい! BGでこれを1位に持ってきちゃうと周りの目がチョー冷ややかですので遠慮したけど、「あれ、いいバイクだよねぇ」ではなくて「欲しいぜ」で言えばこの水冷Z750なんですよしかもハーフカウル付きの「S」。

でたでた変態が。と思わないで~!

あのZ750って、水冷Z1000のボアダウンなんですね。ということはロングストローク化しているわけですよ。そうなると近代的なショートストローク・ローフリクション・ヤルキマンマンエンジンに、絶妙なまろやかさが加わってタマラなくおいしいのです。

しかも今のアルミフレームのではなくて、一つ前までの鉄フレームのヤツが、僕はより公道向けのしなやかさを持っているように感じるんだな。

スッゲー速いし快適だしカワサキらしい表情もあるし僕はカッコいいと思うし。これは買いだと思う。

海外では各メーカーが750ccクラスを展開してて、最近けっこう盛り上がってるんですね。ついつい「日本の道に最適」なんて言っちゃったりするけど、実は世界共通でけっこういいサイズだと認識されてるんじゃないかな。

エクストリームの人たちもちょっと前までは1000ccクラスだったけど、結局みんな600でやってるもんね。コントロールするという意味では、こういったミドルクラス(アッパーミドルとも言われている)が楽しく、かつ扱いやすいのかもしれません。

長くなっちゃった。 まだ続くよ~(笑) 

(ノア)