2012年5月29日 

■新しいのにしたんですかぁ!

絶版車も愛して、新しいバイクも愛す。これが理想ですね! そんな思いも込めて「日本車新時代」というページ展開もしています。クラシックバイクはクラシックバイクとして尊敬し、愛し、大切にし、同時に最新モデルもその性能に酔い、信頼性に感激し、存分に使い倒す。

そんな生活は理想ですが、まぁ、なかなか難しかったり。

以前にページ展開したスパ・フランコルシャンの旧車イベントには、ヨーロッパ中から旧車愛好家が集い、それぞれの貴重な旧車をサーキットで走らせていました。だけど「公道では何に乗ってるの?」と聞くと普通にCBR600Fとか、BMW K1300とか、ZZR1400とか。公道で乗ってるのは最新バイクが多いんですね。だけどみんなが超がつく旧車フェチだからとんでもない貴重な車種をスパで走らせている。

そうかぁ、日本のいわゆる「絶版車」はまだまだ公道で元気に走れる年式なんですね。これがもうちょっと進むと、サーキットで楽しんでいるぐらいが幸せになるのかもしれません。サーキットだったら当時の性能を思いっきり試せるし、万が一壊れても積んで帰れるからツーリング先みたいに途方にくれることもない。あと10年したら日本もそんな風になっていくかもしれません。

でもでも、実際には旧いのと新しいのを公道で2台持つというのはなかなか難しい。いや、どっちかが大きくてどっちかが小さいと良いけどね。CB750fourとPCXとか、Z1とDトラッカー125とかね。だけどどっちも大きいとなかなか手が回らない。

そんな人を先日の日光サーキットで見かけました。日光のレースでお馴染みの兄弟のオニイチャンの方。以前はたしか旧いマシンに乗ってたんだけど、なんと当日は800ccパラツインのBMWでご来場。以前の旧車を手放して新車で購入ですって。「だって壊れないし速いし。旧いバイクは面白いけど、新しいのもイイヨネ(笑)」ですってよ。そうなんですよ、新しいバイクに乗ってるからって、旧いバイクの魅力を知らないわけじゃないし、そして新しいからってツマラナイわけでもないんです。

あぁ難しいねぇバイク選びって! 

僕が旧いバイクで何が欲しいかって、やっぱり空冷のGPZ750F。だけど僕みたいな足としても毎日乗るようなライダーは、それをメインバイクにするのはもったいないし、さすがに旧いからマイナートラブルも怖い。欲しいけど毎日使いたくはない。

Z1000J(丸)もとても好きなバイク。だけど公道で乗るのはもう荷が重いなぁ。スパの人たちみたいに、サーキット走行会で走らせるぐらいがいいかなぁ。

そうなると、じゃこういうのを買って、ついでにアドレスV125でも買いましょうかってなるんだけど、そうすると大きい方に全然乗らなかったりするんだ…… 困る。し、さっきの話に戻っちゃう。

じゃもうちょっと新し目のがいいかな、とかいってGPX750とか言い始めると変態扱いされる(笑) そもそも新しくねーし。

うーん……ぐるんぐるん……

Dトラッカー250を買ってみました(!?)

何の解決になるかは不明ですが、たまたま出物があったのでありがたく譲り受けました。

さー来月はなんて言ってるかな(笑)  

(「ノンポリノアの月代りバイク選び」というコラムが書きたいノア)