2012年7月21日 

■ウマの合うバイク屋さん

数年前に東京都に隣接する神奈川県から、全然隣接しない神奈川県に引っ越したノアです。

引っ越した当時はCBX750Fというバイクに乗っていて、(以前からのBG読者の方ならご存知かと思いますが)TOTなんかにも出てました。で、そのCBX750Fのリアホイールを純正の3インチ幅から、ラジアルタイヤが履けるVFR750Fの3.5インチ幅に交換して使っていたのですが、許容リム幅とはいえ3.5インチ幅に150幅タイヤを履くのは(性能ウンヌンはおいといて)個人的になんとなくシックリこなくてね、で、CBR750エアロの4インチ幅のホイールを付けたかったわけ。

その時に駆け込んだのがたまたま見つけたバイクショップ「ハヤシカスタム」。

ふーん、聞いたことないなぁ、なんて思いながらも、初めて入ったそのお店の大将(林さんなわけだけど)はとても感じよくて、「うーん、5万円ぐらいかな」なんてサバサバと値段も示してくれて、「ここなら頼みたい」と思わせてくれました。そこに並んでたSRやらSRXのカスタムを見てなんとなくその仕上がりが僕が好きな感じだったというのもお願いした理由でしょうね。

その日のうちにバイクとホイールを持ち込み、しかも「実際にやってみたらけっこうすんなりついたから」とか何とかいって5万円よりもいくらか安かったように記憶してます。いいバイク屋さんに出会えたと思うなぁ!  

バイク屋さんって難しいですよね。その整備の腕だとか知識も大切だけど、自分の中でも常識だとかこだわりだとかと波長が近いことがとても大切だと思います。なかなかそんなお店に出会えずにいたのだけど、ハヤシカスタムは僕の適当さにも笑ってくれ、かつ僕ができないところについてはサポートしてくれます。

こうなると簡単な整備はお願いするのが申し訳なくなってね。先日このブログでも書いたステムベアリングの交換なんて、本当はハヤシさんにお願いしたかったんだけど、「え~、そんなの自分でやんなよ~」って言われそうで頼めなかった(笑) もちろんやってくれるとは思うけどさ。

そんな項目の一つが写真の倒立フォークのOH。正立はけっこうやるけど、倒立はやったことがなかったもんで「お願いしたいんですけど」というと、「じゃ教えてあげるから自分でやんな」とのこと。作業スペースの片隅を時間貸しして、わからないところは教えてくれるサービスもしてるんですって。

こりゃありがたい、と思いながらも、これまた僕の適当さに「ちゃんとしなよー!」って怒られたくないからヒヤヒヤ。けど向こうはこっちが素人だってわかってるわけで、ポイントポイントを教えてくれつつも怒られずに最後までできました。ホッ。

なんの予備知識もないままに林さんとのお付き合いが始まったのだけど、後から編集部で言ったら「ハヤシカスタムって言ったら超大御所だぞ!!」と怒られてしまいました。以前は大田区にあったらしく、カスタム文化を牽引したようなお店だったんだって。だからこその余裕だったらり確かな技術だったりするんだろうな。たまたまそんなお店とお付き合いできてよかったっす。

それぞれのお店にはそれぞれの色があるからね。他の店を悪く言ったりしちゃあ、いけないと思う。それはたまたま自分の常識と波長が合わなかったと思って、お付き合いをやめるという選択をするまでのこと。

みなさんも波長の合った、気持ちのいいお付き合いができるお店と出会えますように!

ちなみに今年はハヤシカスタムと一緒に富士の「ミニろく」に出てます。次の第2戦は富士の本コース。テック21カラーのTZR50です。

(ノア)