2013年1月18日 

■整備の話を少々

「アガリバイク」として喜んで乗ってるAX-1。とっても素敵なマシンで満足してます。
速い。燃費いい。オフ車ほどハンドル幅がないから都内も余裕。さらにETCとグリップヒーターを付けたから便利でしょうがない。編集部では「若いのに!」と笑われましたが、GIVIのボックスまで付けちゃいました。ちょーーーー便利!

で、貴重な後期型とはいえもうかなり旧いモデル。走り出す前に一通りの整備はした方がいいでしょうよ、と各部をチェックしたわけです。
その中で、フロント周りを見てたときにメーターギアがグリスでぐっちゃぐちゃなのが気になって、バラしてきれいにして、新しくグリスを塗ってあげたのです。ところがね、これが災いしたみたいで、硬いグリスのかたまりか何かを噛みこんでしまったみたい。ある日突然スピードメーターが動かなくなったかと思ったら、樹脂製のメーターギアがなめてました。へーこんなことがあるんだ! と、交換。ケースの方にその塊が入ってたら樹脂のパーツを交換してもまた同じことになるな、と思って全部交換しました。汚れてるからってむやみにいじらない方がよかったのかなぁ。こういうのってジレンマですよね。

さらについでにホイールベアリングもガタがきてたので交換しました。
地元のベアリング屋さんに外したのを持っていったら
「これは密閉式のだね。うちにあるのは非密閉式だけど、いい?」という。え、その違いって何?
聞くと、ベアリングの両側についてるゴム製のカバーの内側が、ベアリングの軸受けの金属と接触してるかどうかなんですって。でもモノを見るとどう見ても接触してる。「???」と言うと、「いや、ミクロン単位の話ですよ」ですって。へーそうなんだぁ。勉強になりました。ここで本来はやっぱり接触型のを入れた方がいいのだろうけど、まぁ数ミクロンぐらいいいか、とこれを入れました。
買ってきて実際にゴムカバーを外してみても、どう見ても接触してる。視力はいいけど、ミクロンまではわからんなぁ! 
ベアリングの寿命向上と、その数ミクロンを埋める意味で追加のグリスを塗りこんでまたフタをしました。

(ノア)