2013年3月11日 

■花粉と塗料のサンドイッチ

いろんな作業をなるべく自分でやりたいと思ってるけど、なかなかそれって難しくて、さらにプロの技を見るとなかなか自分でやる気が失せちゃったりする。この前、CD90の煙吐きが凄いからピストンやリングを換えようと思ったけれど、一応サービスマニュアルと、あとバルブスプリングコンプレッサ買って、他にも必要そうなものをそろえたら2万円近くかかっちゃって、だったら最初からプロに頼んでもそのぐらいでやってくれるじゃんか、と思っちゃったりして。ま、自分でやるのが楽しいわけだけどさ。その様子はいずれ誌面で。

自分でやって満足感が得られない作業の筆頭が塗装だと思う。自家塗装を上手にやる人もいるけれど、いやー、僕は向いてないみたい。色々塗ってもだいたい「あぁあ、塗らなきゃ良かった」とか「プロに頼めばよかった」ってなる。
そもそもスプレーだってある程度いいのを複数本買ったら結構な値段になるでしょ。それに加えてサフェーサーとかウレタンクリアーとか、水研ぎ用のペーパーとか。最終的にプロに頼んだ場合の半分以内の値段でできることは少ないと感じてます。だけど仕上がりはプロの2割ぐらいでしかないわけですよ。こりゃ倍の値段を払って5倍の完成度を手に入れたほうがいいと思っちゃう。

ところが最近、水性スプレーで塗ると皮膜が厚くて、ぽってりした感覚になるのを知りました。水性ねー、なんとなく敬遠してたんだよね、特に意味もなく。だけど一般的なラッカーの皮膜の薄さと元の素材への密着度の低さはもう見限っていたから(いや、スプレーをじゃなくてそれを扱う自分の技量を、ね)、ためしに使ってみましたよ水性。

そしたらスゲーいいでやんの!! タンクとか目立つところは塗りたいと思わないけど、今回塗ったのはZX-4に入れたザンザスのホイール。どう? 意外に良く塗れてない? 風が強くて花粉とホコリがどんどん付着したけど、それでも結構嬉しい仕上がりになりました!

(勝手に満足 ノア)