2013年7月12日 

■発表:私的ベストバイク

暑い毎日なので、アツいバイクを紹介しましょう。
過去にもこのブログに書きましたが、私的「このバイクこそ最高なのではないか」というのが、写真のコイツです。もちろん、ミスターバイクBG的絶版車にも「最高なのでは?」というバイクはたくさんありますよ。パパッと思いつくだけでGPZ750FとかCB750とかニンジャとか3型カタナとか…たくさん出てくるけど、それは紙面で読んでいただき、もしくはちょっとマニアックな名車については毎号100ページ目に書いている「ノンポリノアの週替わりバイク選び」というコラムを読んで下さいませ。でもここは現行で、ということさ。「現行車はいまいちピンと来ない」なんていう声も聞こえますが、そんなことないですよ、みなさん!

Vストロームがなんでそんなにいいのかは過去(2012 2/5)のポスト
http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?cat=65&paged=8を読んでもらうとして、「そんなに良いんなら買ったらイイじゃないか」ということで買いました。

買ってみて。やっぱり最高です。

なんて言うんだろーなー、全てが平均点以上で総合得点が高いということなんだろうなぁ。そう意味では絶版車的かもしれない。

スポーツバイクと呼べるレベルのスポーツ性もちゃんとある。
日常的に使えるトルクや使いやすいパワーもある。
何ヲ? となった時にはちゃんと本気になれる。
燃費が良いからチョー乗る。
ポジションが楽でどこまででも行ける。
シートが快適。防風性も高くて快適。
タンデムや荷物の積載性もバッチリ。
ツインヘッドライトで夜道の安心&被視認性が高くて安全。

ま、気に入ってる所は挙げていったらキリがない。ヨーロッパの「毎日通勤で使ってるけど、週末は奥さんとイタリアに行くんだ!」なんていうライダーの要望にしっかり応えるように作られてるんだから、死角はないよね。あちらでは1000ccのVストロームがあったことから、650はWee Stromと呼ばれています。「ウィー」とは「小さな」という意味ですよ。

不満点は。
今の所ないんだワ。車格が大きいから駐車するときなんかはちょっと気を使うけど、ハンドルが広いだけで車体はスリムだからそんなに気になんない。

驚いてるのは峠での性能。5000回転辺りからかなりモリモリトルクがあるから、グバッと開けるとリアがズズズと出て行くほど。今度のタイヤ交換はもうちょっとハイグリップにしようかな! このアドベンチャーカテゴリーは最近浸透してるだけに、リア細めの17インチ、フロント19インチのタイヤが選び放題なのが嬉しい。
ポジションもアップだから先が見えて、峠道だったら以前乗ってたGSF1200よりも安全に速いだろうな。

うーん、本当に死角なし。こりゃ国内販売されて、しかも売れ行き好調なのもうなずける。いい買い物をしたぞ。

とはいえ、BG読者の皆さんはご心配なく。旧いバイクをやめたわけじゃないよ! 誌面で展開してるCB550FOUR-Kレストアは順調(?)に進んで(?)るし、XLR125Rや、CD90ベンリィ、サーキット用のZX4があったりと広く楽しんでます。ただ毎日乗るバイクは極限に快適でありつつ経済的で、さらに最高水準の信頼性が欲しいと考えると、このVストロームになったのです。

7月号では650辺りのバイクを一通り取り上げて、あの時もだいぶ悩んだ。
グラディウスはスッゲーいいけれど、高速道路はつらいでしょう。リアサスももうちょっとだった。
ニンジャ650もとってもいい。けどシートがもうちょっと。エンジンもスズキのVツインに比べると荒削りかな。
ヤマハのXJ6なんてもう最高の類だけど、熱いんだよねぇ。走り続けてるうちはイイのだけど、渋滞にはまるとエンジンからの熱がけっこう気になる。
最後まで悩むのはホンダのNCですよ。高回転が回らないからって決して遅くない。ディーゼルターボみたいに低回転からグイグイ行くもんね。峠道での実力の高さは「おぉ、さすがホンダ!」と唸ってしまった。メットインもとっても魅力的。価格も魅力的。だけどスイッチボックスのウインカーとホーンの位置が逆になってるのがどうしても嫌なのと、シートの快適性でVストに譲る。あとは若さなのか、まだもうちょっと弾けたい気持ちもあったかな。
あとは他の車種とも共通だけど、未舗装路も多い田舎に帰ることを考えるとフロント19インチのVストがいいな、となったわけ。

やばい、ながくなっちゃった。
Vスト、そーとー気に入ってるのでそのうち続編を書きます!

(ノア)