2014年3月1日 

■ガス欠注意

関東での雪は大変でした。

雪国の人からしてみれば「何を言ってるか」って感じかもしれないけれど、何せ慣れてないからね……。

 

そんな雪が首都圏で溶けてきて、東名高速も通行止めを解除した数日後、夜中にその東名を車で走ってたらなんと、ガス欠ですよ。全くもって恥ずかしい。

 

愛車マツダボンゴ君は燃料計がEを指すと、本当にエンプティなんです! Eを振り切っても結構余裕があって走り続ける車(やバイク)もありますが、僕のはダメ。E・すなわち・空。カラッケツです。

 

しかもね、いつも携行缶を積んでるからガス欠に対する恐怖心がそもそも足りない。ガス欠したら携行缶から入れればいいや、と思ってギリギリまで給油しないきらいがある。

 

でも今回は「もうちょいイケる」とチャレンジしての失敗ではなく、単純に見てなかったというミスです。

高速道路で止まるなんて危険極まりないから無駄なカケはしませんよ!

……そんな言い訳、関係ないか。ガス欠はガス欠だ。

 

完全に止まる前に路肩には寄せたのだけど、路側帯には大雪からの残雪が結構あって、左に寄り切れず車体の右側は第一走行車線にはみ出しこそはしていないもののギリギリのところ。右側は30センチも離れていないところを大型トラックがゴゥゴゥと通り過ぎる。

 

しかもよりによって給油口は右側なんだ……

 

せっかく携行缶をもってても給油できないじゃないか!轢かれちゃうよ!

 

発煙筒を焚いて何とか後続に知らせつつ給油しようと試みたけれど、たまたま緩やかな右コーナーで車道からはこっちが見えにくい位置。止まったボンゴのかなり後方に発煙筒を置いてタイミングをうかがっていたけれど、大型トラックの列が途切れないうちに発煙筒はわずか5分も持たなかったと思う。

 

途方にくれましたね。

自分の馬鹿さを呪いました。

本当に恥ずかしい。

あの日、あそこを走ってて、「なにやってんだよアイツ、あぶねーな」と思ったトラックの皆さん、全面的に僕が悪かったです。申し訳ありませんでした。

 

結局JAFにお願いしました。

混雑してて1時間ぐらいかかります、と言われたけれどしょうがない。

その間車の中で待ってようかとも思ったけれど、もし追突されたら命が危ない。車から出て後方で待つ。気温、たぶん2℃ぐらい。

 

JAFさん流石だよね! 40分ぐらいで22歳のハキハキした隊員が100mぐらい手前から発煙筒を置いてくれながら到着。本気で天使に見えた。大げさではなく、命を落としかねない状況から救ってくれたんだから。

 

わざわざ来てもらって「携行缶、あるんす」なんて言えない。10リッターで1600円のガソリンをありがたく入れていただいた。つーかこの状況を考えるととても安い!倍額でも払ったぜ。

 

 

僕はね、人一倍交通安全にはウルサイたちでして。雨の日に視界が悪いのにライトを点けずに走ってるような車を見ると軽く罵るほどなのだけど、今回は自らこんな危険な状況に自分とあの時あそこを走っていた人たちを置いてしまった。

ガス欠ひとつでいかに危険な状況を生み出す可能性があるかを肝に銘じ、いつもの罵りの100倍ほど自分を罵ったと共に、二度とボンゴでガス欠はしないと誓いました。

 

JAFさん、本当にありがとう。

みなさんもお気を付けください。

 

(ノア)