2014年10月21日 

■ミスターバイクBG 11月号

前回は遅れて先月号の話をしましたが、発売後1週間ほどたった最新11月号について紹介しましょうか!

 

今月号をすでに手に取っていただいた方はご存知、巻頭特集は2ストロークです。

まぁこれもね(笑)、定期的にやる特集ですけどね、でもたまに乗りたくなるのですよ2ストローク。

 

とはいえBG含めて旧めのバイクを扱う雑誌では、テーマとして良く出てくる2ストローク。他と違う、そして過去にやったものとは違う視点で、ということになります。

 

最初の発案時は「レプリカじゃない2スト」というアイディアがありました。

僕の思い入れで言えばMVX250Fなのだけど、他で言えばRZ250RとかNS250F、もう少し新しいので言えばR1-Zとかウルフかな? 要はレプリカではなくて、サーキットを意識することなく、ポジションもきつくなく、タンデムもできちゃったりする、普通に楽しめる2ストロークっていいじゃない? というものだったのです。

 

が、これまたけっこう狭いカテゴリーだし、そういったバイクの撮影用車両を見つけるのは至難の業。そして2ストといえば空冷鉄フェンダー時代のファンが多いのもBGの特徴でしょう。結局は巻頭特集を2本立てにして、空冷組と、久しくやっていなかったビッグ2ストになりました。

 

空冷組は千葉県と茨城県の境目にある佐原で撮影。こういう旧いバイクを走らせていると興味を持ってくれる人が多くてね。都内で撮影していると怒られることが多いのに、ちょっと地方に行くと声をかけられるんだから嬉しい。

 

この撮影時もおじさんが声をかけてくれ、昔乗っていたバイクの写真をわざわざ持ってきて見せてくれたりした。

 

旧い写真を見る渡辺編集長と鈴木カメラマン。左が声をかけてくれたおじさん。

 

かつてはCB72だったかに乗っていたけど、今はもう旧いのはさすがに厳しい。けれどバイクに乗りたい。「CB400SSってやつで、タンクが昔のCBの色してるのがあるじゃない。水色と白が上下で塗り分けられてるヤツ。あれが良いなぁ!」なんておっしゃるから、「良いバイクですよ!最初の頃のはキックしかないから、セル付のを選んだ方がイイでしょう」なんて申し上げました。

 

 

これっす。後から調べたらこのカラーのはセルがついてましたね。

 

この撮影で僕が担当したのはRD400。このバイク、本当にカッコイイね!大好きです。低回転トルクがあるおかげか、街中で乗ってるぶんには僕はRZ350よりも速く感じてしまってます。そう言うと「そんなはずはない」とみんなに笑われますが、今回のRDも非常に手入れが行き届いていた車両のおかげで、本当に気持ちのいい試乗になりました。うん、いいなRD!!

 

(ノア)