2015年3月1日 

■それどこのブーツ??

新車のメディア向け試乗会などでサーキットを走る機会が多いのですが、そのためレーシングスーツ姿で誌面に載ることもよくあるわけですね。

革ツナギについては10年ぐらい前にオーダーで作ったGREEDYブランドを着用していて、フィット感最高で着てる方はとても心地よいのですが、さすがに色あせや転倒痕が生々しく、「最新のスポーツモデルに乗らせてもらうのにあまりにもボロイだろう」と指摘されること毎回。

そんなこともあって連載「オーダーで革ツナギを作る」というのをやってて、あれは自分なりの「次はどこで作ろうかな!」のリサーチなわけです。どうせリサーチするなら読者さんとも情報を共有しようというわけ。

ツナギは高い買い物だから慎重に選んでますが、その前にブーツの買い替え時期がきてしまいました。

ブーツも決して安くないよね…… てかサーキット用の装備ってどれもこれも安くないよね!

それで購入したのがこのW2ブーツです。色が白しかなくて、だから試乗会では褪せてしまったツナギとのコントラストが強くて余計ボロく見えちゃう(笑)

なんでこのW2というブランドにしたかっていうと、写真の左側にあるツーリングブーツを先に持ってたから。

こちらのツーリングブーツは、急遽アドベンチャー系の試乗会が決まってこういったブーツが必要だったのに持ってなかったから、「どうせウェアの内側に隠れちゃうんだからなんでもいいや」とネットで見つけた安いやつを購入した次第。

しかし届いてみたらサイズが全然合わなくてね、交換無料ってことだったからすぐに電話して交換してもらうことに。「ちょっと急いでるんですよ」って言ったらこちらが送り返す前に新しいサイズのを送ってくれちゃうという信用商売。本当にありがたかった。

んで、ま、そのアドベンチャー系バイクの試乗会は無事に終えて、その後はツーリングや撮影、そしてオフロード走行や林道にも使うようになりました。そもそも安かったし、壊れても損失は少ない、ぐらいの気持ちだったのですが、これが意外なほどに頑丈でしかも使うほどに馴染んできてとても良い具合になってきちゃった。

ただ安いからって理由で購入したのにそのうち好きになっちゃって、ちゃんとメンテもして今では大切にしてます。

そんなことがあって、レーシングブーツを買う時も「あそこで買おうかな」と思った次第。値段も安いし、そして前回はそのサイズ変更の件で対応も良かったのでまたW2ブランドを購入しました。モトGPのヨニー・エルナンデスが履いてるんだってね!

こちらも履いてみると十分なクオリティ。あまり広く知られているブランドじゃないからか、メディア向け試乗会では「それどこの?」とよく聞かれますが、知名度が低い割には動きやすくて性能も低くないと感じてます。耐久性もツーリングブーツのと同じレベルで確保されているのならば高いってことだしね。

個人的には結構気に入ってるのに、そんなにマイナーなんだ……と思ってたら、BGを見たらZ2レストアをやっている大先輩・ナンディ小菅さんも同じのを履いてるじゃない! 嬉しくなって電話したら、関西の方のミニバイクだとかスクーターレースではけっこう広く使われているらしいです。動きやすさが受けてるんだってさ。じゃあ関東方面はこれからかな?

別に何のコネクションもないから宣伝することもないんだけど、クリッピングポイントってお店が扱ってますよ。ブーツに悩んだら選択肢に加えていいと思います。レーシングブーツの方はまだそんなに履きこんでないけど、すくなくともツーリングブーツの方は耐久性を含めてお薦めできるなぁ!

(ノア)