2015年5月7日 

■来週にはカスタム特集の6月号が発売です

みなさん、お久しぶりです。

このミスターバイクWEBのページを見ると、ミスターバイクBGのブログの所には「ほぼ毎日更新」なんて書いてるんだけど、実際は毎「週」更新されればいい方だなぁなんて思ってました。そしたら年度をまたいでいろいろ生活に変化があったりして、え?こんなに?ってぐらい更新してなかったですね。

 

それでもこのブログは実質上僕の独り言だから別に焦ってはいなかったのだけど、先日行われた日光チャレンジロードの第1戦で「ノアさん、ブログいつも楽しみにしてますよ!」なんて声をかけられちゃった。

 

「ノアさん」

ここがポイントですよ。

バイクに乗ってる人の平均年齢はけっこう高くて、さらにその中でもBG読者は40代後半~50代の人が中心。だから今までは読者さんに声をかけられても「ノア君」もしくは「ノア」と呼び捨て。初対面で呼び捨てはどうかと思うけど()、ま、いずれにせよみんな年上ってこと。

 

ところが今回声をかけてくれた人は貴重な僕より年下。そんな読者さんに声をかけられてうれしいと共に、僕のこんな独り言を楽しみにしてくれてるってんだからちゃんとやらないとな、って思ったわけです。

 

で、その人たちに言われたのが

「ノアさんがよく誌面で書いてるジェイドとかバリオスの話がいい」っていうんですよ。

空冷名車が多く登場する中で「僕の頃はそれら車種はもうなくて、ホーネットとかだったよ」って書く僕の記事に親近感を持ってくれるんだって。

 

それはそれで素直に嬉しいですよ!そりゃそうだよね、読者さんは4050代だけじゃないんだから、僕と同じような世代に育って、僕と同じようなバイクが周りにあった人もいるわけだ。僕としてはホークとかGSじゃなくて、青春のバイクはバンディットだったりするんだもん。

 

だけど同時にちょっと複雑な気持ちにもなりました。

「僕の頃は……」って話って、その言葉の裏には「今の人にはわかんないだろうけど、」というニュアンスが隠れてるように思っちゃうんです。

BGの誌面を飾ることの多い名車たちをリアルタイムで知らない僕としては、諸先輩方に「俺らの頃は」話をたくさん聞かせてもらっているわけだけど、それがいっくら面白い話でも実体験としてその時代を生きてないんだから根底にあるその感覚を分かち合えることは永遠に無いわけだ。

話している側としては「今の人にはわかんないだろうけど、」なんていう気持ちは全くないかもしれないけど、でも聞いてる側はそういう話が楽しそうなら楽しそうなほど、どこか疎外感というか、それを話し手と共有できていないもどかしさのようなものを感じると思うんだな。ていうか僕は感じてました。

 

なので、ジェイドやバンディット、スーパーフォアの話を「僕の頃はね」なんて言いながらしている僕に、親近感を抱いてくれているのはとても嬉しい一方で、「キミたちにはわからないと思うけど」という匂いをほんの少しでも醸し出していちゃってたらごめんなさい、なぁんて思ったわけです。

 

あーまわりくどい! はい、この話はおしまい!

 

 

 

そんな懐かし話ついでに発掘した写真は、10年前ぐらいに林道ツーリングに行った時のもの。当時は出たばかりのトリッカーを所有していて、これが林道でメチャ良くてね。タンクが小さくて給油ばかりしてたけど、今また欲しいバイクです。現行はタンクが大きくなったし。うん、欲しい。

 

もう一枚は学生時代に仲間と一緒に浜名湖までツーリングした時のもの。僕がスパーダで、友達はバンディットとスティードとAX-1だったなぁ。

 

現行トリッカーが欲しいってハナシで思い出した。

絶版車を愛するBGですし、旧いバイクを愛でるのはとても素敵なことだけど、新しいのもいいのがいっぱい。

ちょっと「ナツイ」(懐かしい)路線の雑誌に書いてるライターの人って本当なのかポーズなのかわからないけど「僕は80年代で止まってるから」なんて書いてる人がわりと多くて、これはどうかなって思っちゃってます。だってさ、個人で趣味でってんならいいけどさ、書く側が堂々と「止まってます」ってアンタ……そらただの勉強不足ですがな。現行車って、ちゃんと知っとくと色んなイイのがありますわけでして、絶版車を通じでバイクを愛でる豊かな心を持っているBG読者の皆さんにこそ、現行車の魅力も同時に知っててほしいナァ!

 

ってことで、改めて、トリッカー、イイっすよ() 

 

よし、今回も見事な支離滅裂独り言ブログができたぞ!

次号は久しぶりにカスタムを大きく取り上げた巻頭特集を組みました。かつての「カスタムラボ」連載のように、ちゃんと試乗もしてます。14日はコンビニへ!

 

よろしくお願いしま~す!

 

(ノア)