■1985年4月15日 
SR500(1JN)・SR400(1JR)

フロントブレーキをφ200mmツーリーディングドラムブレーキに変更し、フォークブーツも装着してクラシックイメージを強めた。フロントホイールはアルミ中空リムの18インチとなり、メッツラータイヤを標準装備。エンジンもロッカーアームスリッパー、カムフェイスなど、内部を強化処理し耐久性を向上させた。またハンドル幅を狭め、バックステップ化により、スポーティなポジションとなっている。燃料タンクは2リットルアップし、タンクに音叉マークが付き、メーターも警告灯を内蔵した白い文字盤など各部を一新した。キャストホイール仕様のSPは設定されず絶版に。車体色は400がインジゴブルーとメイプルレッド。500はインジコブルーのみ。

SR500(1JN)
SR500。インジゴブルー。

1JRインジゴブルー

1JRメイプルレッド
SR400。インジゴブルー。 SR400。メイプルレッド。
●エンジン︰空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ●総排気量(内径×行程)︰499[399]cc(87×84[67.2]mm)●最高出力︰32[27]ps/6500[7000]rpm●最大トルク︰3.7[3]kg-m/5500[6500]rpm●圧縮比︰8.3[8.5]︰1●変速機:5速リターン●全長×全幅×全高︰2085×735×1080mm●軸距離︰1410mm●乾燥重量︰153kg●燃料タンク容量︰14ℓ●タイヤ前・後︰3.50S-18-4PR・4.00S-18-4PR ●発売当時価格:430,000[399,000]円 [ ]は400

■1988年8月6日 
SR500(3GW1)・SR400(3HT1)

1988年8月、発売開始から10年目に負圧式BSTキャブレター、大容量エアクリーナーボックス、小ピッチチェーンの採用と、カムプロフィールの変更、マフラー出口小径化などにより、中低速域のトルクアップ、加速性、始動性の向上、エンジン音、排気音の静粛性の向上など内面的な改良が加えられた。車体色は500、400共1色のみに。価格は据え置きで、主要諸元はタイヤのサイズ表記が3.50-18 56S・4.00-18 64Sに変更された。価格になし。

3GW1

3HT1
SR500。ブルーイッシュダークシルバー。 SR400。ブルーイッシュダークシルバー。

■1991年11月1日 SR500(3WG3)・SR400(3HT3)

通常の3〜4倍のクリア仕上げを行なうミラクリエイト塗装に、レバー、レバーホルダー、ハンドルクラウンをアルミバフ仕上げとし品質を向上。ツートーンシートも新たに採用された。車体色はブルーイッシュブラックのみ。価格は500は値下げして429,000円、400は据え置きの399,000円。主要諸元は変更なし。

3GW3

3HT3
SR500。ブルーイッシュブラック。 SR400。ブルーイッシュブラック。

■1992年9月6日 
SR500S(3WG4)・SR400S(3HT4)

特別色のミヤビマルーンに、通常の3〜4倍の厚さのクリアーを施したミラクリエイト処理のスペシャルエディション。500は439,000円で100台、400は409,000円で1,000台の限定車。主要諸元は変わらず。

3HT4
SR400S。ミヤビマルーン

■1993年2月25日 
SR500(3WG5)・SR400(3HT5)

発売15周年を迎え、ヘッドライトは常時自動点灯システムとなり、ハザードランプ、サイドスタンドセーフティスイッチ(しまい忘れ防止機構)、荷掛けフック、シート下の小物入れが新たに装着された。タンクキャップの小型化、メーターパネルの変更と、MFバッテリー、プレート型ヒューズが新採用され、CDIユニットとイグニッションコイルなど電装系も改良と、細部にリファインを受けた。外装系もサイドカバーデザインを一新し、より「深化」した。主要諸元の変更はない。500はグリタリングブラックのみで455,000円。400はグリタリングブラックとブルーイッシュブラックで425,000円。

SR500(3WG5)
SR500。グリタリングブラック。

3HT5グリタリングブラック

3HT5ブルーイッシュブラック
SR400。グリタリングブラック。 SR400。ブルーイッシュブラック。

■1994年6月 
SR500(3WG6)・SR400(3TH6)

規制緩和によって7月から500、400共にシートのベルトがなくなり、速度警告灯もオプション設定となった。車体色、価格、主要諸元は変更なし。

3HT6グリタリングブラック

3HT6ブルーイッシュブラック
SR400。グリタリングブラック。 SR400。ブルーイッシュブラック。

■1995年8月1日 
SR400S リミテッドエディション(3HT7)

熟練の職人により1日20台のみ手作業で仕上げるボカシのサンバースト塗装と、ミラクリエイト塗装を施した2,000台の限定車。400のみで500の設定はなし。●発売当時価格:439,000円

SR400S(3HT7)
SR400S。ヤマハブラック×ダークシアンメタリック2

■1996年10月1日 
SR500(3GW7)・SR400(3HT8)

ステップを10cm前方に移動し、ハンドルの絞り量を変更してゆったりしたポジションに。フロントブレーキワイヤーはステンレス製となってブレーキフィールを向上させた他、燃料タンク容量が再び12リットルになり、クランクケースボルトをステンコート処理、ホイールのアクスルナットがUナットになるなど変更を受けた。500はグリタリングブラックのみで455,000円、400はグリタリングブラックとライトグレーメタリック3の2色が設定され425,000円。

SR500(3WG7)
SR500。グリタリングブラック。

3HT6グリタリングブラック

3HT6ライトグレーメタリック3
SR400。グリタリングブラック。 SR400。ライトグレーメタリック3。

■1998年3月2日 
SR500(3WG8)・SR400(3HT9) 20th ANNIVERSARY

発売開始20周年を記念して、初代カラーを復刻した20th ANNIVERSARYモデルを1998年2月1日から4月末日までの予約期間限定で発売。購入者にはリアフェンダーに貼る記念エンブレムと、キーホルダーがプレゼントされた。初代の赤(スターレッド)は500の専用色だったが、今回はディープレッドカクテル2で正確には異なるが、400にも設定された。500は455,000円、400は425,000円。また、東京限定モデルとして20周年記念モデルをベースにオーリンスサスなどのスペシャルパーツを組み込んだSR400Tが500台限定で発売された。

SR500(3WG8)
SR500。ディープレッドカクテル2。

3HT9ディープレッドカクテル2

3HT9ブラックゴールド
SR400。ディープレッドカクテル2。 SR400。ブラックゴールド。

3HT9-TYPE A ディープレッドカクテル2

3HT9-TYPE A ブラックゴールド
SR400T A-TYPE
オーリンス製フロントフォークスプリング、フロントフォークオイル、リアショック。
●発売当時キット価格:79,300円(車体、工賃別)。
SR400T B-TYPE
A-TYPE+アクロン製フロントリム、リアリム。
●発売当時価格:115,300円(車体、工賃別)。

■1999年3月10日 
SR500(3GW9)・SR400(3HTA)

カラーリングを変更。500はブラックゴールド、400はブラックゴールドとダークパープリッシュレッドカクテル3。価格、主要諸元に変更なし。

3HTAダークパープリッシュレッドカクテル3

3HTAブラックゴールド
SR400。ダークパープリッシュレッドカクテル3。 SR400。ブラックゴールド。

■2000年2月25日 
SR400(3HTB)

新色のグロリアスマキシブラウンを追加。ブラックゴールドは継続。これがドラムブレーキの最終型となり、500はついに絶版に。主要諸元、価格共に変更なし。

SR400(3THB)
SR400。グロリアスマキシブラウン。