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添乗員ヨッティのバイクツアー裏レポート その19「君も映画の主人公になれる!ハーレーダビッドソンで駆けるUSAツーリングの巻」



旅行会社にとって
ツアーにお客様が集まるのかが最大の心配事
予想外にたくさん集まってくれれば、
嬉しい悲鳴のはずなのですが……
しかし、どんな困難にぶち当たっても
全社一丸となって乗り越える
小さい会社で大きな仕事
道祖神とはそんな旅行会社です

 絶景のモニュメントバレーを駆け抜け、グランドキャニオンへ。そして憧れのルート66をハーレーダビッドソンで走るルートは、道祖神バイクツアーの中でも定番中の定番。だが、しかーし! 昨年9月連休のツアーでは、カレンダーの並びがよかったためか異常に参加者が多かった。実はこのツアーで1番大変だったのは、ツアー中ではなく出発前。皆様の航空券を確保することが最大の難関だった。というわけで、今回は2015年9月のUSAツーリングの話です。

 その予兆は2014年の秋から始まっていた。2015年度のツアーを企画している段階で6名様くらいの申込みがあり、パンフレットでツアーを発表した頃にはすでに10名様を超えていた。あれよあれよという間に参加希望は20名様を超える事態に。
 大喜びしたいところだが、実は全く逆。すでに航空券がなかった。いや、あるにはあるのだが、安いクラスの航空券はすでに売り切れ、高い席しか残っていない。こんな航空券でツアーを出せば、お客様が増えれば増えるほど赤字になる。 
 大手旅行会社はグループ席を悠々と確保しているが、道祖神のような小さな会社はせいぜい最少催行人数分(6名~8名)くらいのチケットしか押さえていない。今回は明らかに「想定外」。嬉しい悲鳴ではない。本当の「悲鳴」だ。

 なんてこったい! そこで、道祖神の航空券担当に頑張ってもらい、あらゆる方面から航空会社を探してもらう。そして、アメリカン航空&エア・カナダという2本立て豪華競演で出発することとなった。さらに、通常このツアーでは添乗員は同行せず現地ガイドのみのツアーなのだが、20人規模のツアーはさすがに1人ではハンドリングできない。ということで、急きょ私が添乗員として同行し、現地ガイドと2名体制でツアーをサポートすることとなった。

 いざ、バイクツアーが始まってしまえば、全然問題ない。ツアーは淡々と進む。赤い荒野の中、地平線へと続く道。グランドキャニオンやセドナ、ルート66の名所をたどりながら、今日も明日も明後日もアメリカの大地を走る。いつか映画で見た風景が次から次へと、目の前に現れては消えてゆく。この瞬間、お客様は映画の主人公になる。「イージーライダー」のキャプテン・アメリカになる。

 だが、しかし。あえて言おう。僕は何台も連なって走るマス・ツーリングが好きではない。バイクツアーを企画・担当していながら、グループとして走るのは嫌いという矛盾と日々戦っている。


1 ラスベガスを出発して1時間はもうこんな風景
ラスベガスを出発して1時間後はもうこんな風景。

2ツアー初日のハイライト、ザイオン国立公園
ツアー初日のハイライト、ザイオン国立公園。

3田舎のモーテル。古臭いのがカッコイイ。それがアメリカ。
田舎のモーテル。古臭いのがカッコイイ。それがアメリカ。

 だが、しかーし! このツアーのラストシーン、ラスベガスに向かうハイウェイを走る姿は単純に「美しい」と思った。何十人も連なって走る群れを日頃否定していたハズなのに、やたら感動した。それが今年の道祖神パンフレットの表紙となった。

 バイクの走り方には色々ある。仲間で隊列を組み、飛ばすでもなく、ただひたすら、みんな1つになって目的地を目指す。こんな走り方もアリだよな。自分勝手なスタイル・価値観なんて捨てちまえ、と今さらながら感じつつ、シャッターを切ったヨッティでした。


4朝。給油して出発!の図。

5何もない荒野がカッコイイ。
朝。給油して出発! の図。 何もない荒野がカッコイイ。

6道は地平線の彼方へと続く

10ちょっと曇ってたけど、かの有名なモニュメントバレー
道は地平線の彼方へと続く ちょっと曇ってたけど、かの有名なモニュメントバレー。

7夕日に染まるモニュメントバレー
夕日に染まるモニュメントバレー

8田舎のBARもカッコイイ

9食事はとにかく豪快。ヘビー級
田舎のBARもカッコイイ。 食事はとにかく豪快。ヘビー級。

11かの有名なグランドキャニオンです

13ノスタルジックなルート66の宿
かの有名なグランドキャニオンです。 ノスタルジックなルート66の宿。
12easy rider ロケ地
映画「EASY RIDER」で「Hey, Man ! You got a room ?」と叫んで「満室」とランプを表示させられた安宿のロケ地。わかるかな?

14ルート66には今でも「あの時代」を再現したようなカフェがある

15古き良き時代のアメリカも感じることができる
ルート66には今でも「あの時代」を再現したようなカフェがある。 古き良き時代のアメリカも感じることができる。

16あの山を越えるとラスベガス!
あの山を越えるとラスベガス!




***2016年度 パンフレット完成しました!***




2016年度新パンフレット
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その他にも、定番のBMWヨーロッパやUSAツーリング、さらに新企画の極北アイスランドや熱帯パプアニューギニアなど、「地球を走るバイクツアー」が盛りだくさん!まずは道祖神パンフレットをご覧あれ。お気軽にご請求下さい!
電話:0120-184-922

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*** 実は鉄!? のヨッティが企画?! とっても旬な
イチオシバイクじゃないけどツアー ***


【鉄道で巡る台湾一周 6日間】

今が旬のおすすめバイクツア
バイクツアーではありませんが、鉄な道祖神スタッフ手作りの鉄道ツアーができました! レトロで旅情あふれる台湾の鉄道。最新鋭の車両から旧型客車まで様々な列車を体験しながら、台湾を一周します。世界三大登山鉄道の阿里山森林鉄道、老街の中心を建物スレスレに走る平渓線にも乗車。列車の本数が少ない区間でも、あえてバスを手配せず、徹底した鉄道旅行にこだわりました。田舎の駅で「待つ」ことも旅の楽しみの1つ。日本人が忘れかけていた物を再発見できるかもしれません。もちろん、名物駅弁は要チェック! ありきたりの弾丸ツアーではできないディープな旅をご案内いたします。

詳細はこちらから。
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