第43回「ゴールデンウィークを襲った、SSDの甘い罠」 |
こんにちは。 かくいう私、「さーて今年の連休は、何か買おうかなー」と考えていましたが、休みが目前のある日、「自動車税納税通知書 在中」という郵便を受け取ってしまったからか、比較的悶々と、自宅で過ごしていました・・・ そんな時、知人より「SSDどう? 大きいのに買い替えたので、よかったら」とのお言葉が。おお、同じような容量ならば中身をコピーして入れ替えるだけで高速化が可能。これは超ラッキー。 と、SSDを安直に貰い受けてしまったのが、これから語る「事件」の始まりだったのかもしれません。 |
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ハードディスクとSSD(画像はWikiより)。 | ||
■SSDの概要 SSDとは、ソリッドステートドライブといって、要するに大容量の半導体メモリの塊をハードディスク状の装置に仕立ててあるもので、パソコンに内蔵してそのままハードディスクの代替として使えるものです。 パソコンのメモリーは普及が進むにつれ容量あたりの価格がどんどん低価格になっていきますが、このSSDもようやく最近、お手頃価格になってきたところ。 大きなメリットがありますが、若干のデメリットもあり。だいたい次のような感じです。
メリット:可動部品がないので静か&アクセスが超絶速い。 価格ですが、ハードディスクの2T(2000G)バイトのモノが、だいたい8000円くらい。SSDで8000円くらいのモノは、だいたい128Gバイトくらいのものなので、容量が必要な場合はけっこうな投資が必要です。
ということで、我が家のマシン。バラック仕立てのXPマシーンなのです。XPといえば、先日大々的に「サポート終了」で世間を賑わせていた、あのXPです。 最近、ブラウザを開けば用が済むくらい、ネットワークで提供される機能がどんどん高機能になっているので、新しいOSをすぐ入れないと困るわけでもなし・・・と、思っているのですが、やはり同じシステムを長く使っていると、不要なファイルが増えてきて、だんだん処理が遅くなったり、物理的にもディスクの寿命が心配になったりと、不安がないでもありませんでした。 使用中のハードディスクは2Tバイト。これを約100+1900Gバイトに分け、容量の小さい方をシステムで使っているので今回のSSDは丁度良いサイズ。 そこで、ディスクだけでも入れ替えて、しかも超絶早くなるらしい。と聞いたらこれはやるしかありませんね。しかし下準備も浅はかに、気楽にスタートしてみたら事件が次々と勃発、意外と大ハマリな顛末となってしまったわけでした。 なのですが、話の内容がゴールデンウィーク分、延々と続いて長すぎてしまうので、以下にざっと要約してみました。
・既存のデータをそのままに、新しいディスクに入れ替える場合は普通「クローン」を作るのが王道なのですが、横着をして安直に「コピー」をしてしまった。
・なんとかSSDを起動システムと認識させてはみたものの、その1の根本原因により、OSから見えるデータの場所が変わってしまったため、システムが起動しようとするも、ユーザ名が読み出せず停止。今回の場合、俗にいうハングアップの青画面ではなく、単にユーザが無いログイン画面でシステム停止、という、無さそうでいて、意外とよくある事象。
・セーフモードで無理やりログインしてシステムファイルを書き換えることで、なんとかログインを可能にして問題をやり過ごせたか、に見えたのもつかの間、やはり使用途中でシステムのアドレスが変わってしまったことに変わりはなく、使用の都度メモリーアクセスがおかしい。順調に動いたようでいて、突如もたつく、応答が無い、といった事象が頻発。 その4:定番のフォーマット&クリーンインストールにも事件。
・やっぱり一番確実なのは、お引っ越しではなくて新築。というところに今回もなるべくしてたどり着いてしまいました。ええ。こうなるんじゃないかと思っていたんですけどね。ええ。
まず、Windowsの場合、インストールディスクがすべてやってくれるのではなく、必ず機種個別のドライバを入れて完成、さらにはネット経由で追加のパッチなどを入れて最新の状態に。という流儀があるのですが、我が家のマシン。大昔に製造終了のマザーボードの、しかも購入当初の付属品のドライバCDが果たしてどこにあるの? という難関が。 ・・・
そうです、これらは事件ではなく、ほとんど自業自得。やはり最新のマシンは最高です。 それではまた〜。 |
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