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添乗員ヨッティのバイクツアー裏レポート その10「バイク保有率世界一の台湾バイク事情」



親日国の台湾は今ちょっとしたバイクブーム
いつ行きます? 来年でしょう!

 11月は添乗員としてツアーに出ることはなかったのですが、台湾へ視察の旅に出てきました。
 台湾は世界で最もバイクが普及しているといわれています。人口2,340万人に対してバイク保有台数は約1,300万台。約1.8人に1台の割合。老人・子供を除くと、ほぼ1人1台とも言える現状はいったいどうなのか? 過去に実施された道祖神・台湾バイクツアーとともにレポートします。

 
 台湾の町を訪れてまず驚くのはバイクの数だろう。バイクといっても、そのほぼすべては125ccクラスのスクーターが中心だが、交差点で眺めていると、そのバイクの大きな流れに圧倒されてしまう。ベトナムなどの東南アジアでも、バイクの元気な国は、国としても元気に成長しているのではないか? かつての日本のバイクブームと経済成長期が重なっているというのは考えすぎだろうか・・・?

 道祖神のバイクツアーではスクーターではなく、近年開放された250cc~400ccクラスのオンロードバイクを利用するのだが、レンタル手続きをする間、通りのバイクの大群を眺めるお客様の顔が青くなっていくのがわかる。

「こんな怒涛の流れの中、走れるのか・・?」

 しかし、いざ出陣してみれば、なんとなく流れに乗って走れてしまうから不思議だ。さすがに私も初添乗のときは驚いたが、今ではかなりコツもつかめてきた。どうやら台湾には台湾独特のルールが多く存在するらしい。
 まず、台湾ではバイクは「原付」扱い。250cc以上のバイクが増えてきたとはいえ、まだまだその数は少ないので、交通法規は対応されていない。660cc以上でようやく「大型車」となり自動車扱いとなるが、250cc~400ccくらいのバイクはスクーター原付と同じルールとなる。道路には路肩に自転車レーンのような「バイク専用車線」がある。大きな橋は歩道のような細い「バイク専用橋」も設置されている。車が走る真ん中の車線は「禁行機車」とペイントされている。「機車」とはバイクのことだ。
 さらに、交差点では日本の二段階右折と同じ「二段階左折」がある。400ccクラスでこのルールに従うのは屈辱的な気もするが、それが交通法規なのだから仕方ない。交差点には二段階左折のための待機場所がペイントされている。

 台北の混沌を抜け、郊外に出ると快適なツーリングロードが続く。休憩はコンビニが便利だ。セブンイレブンやファミリーマートがどこにでもあり、綺麗なトイレやカフェ・スペースがあって、パーキングエリアとして重宝する。コンビニによっては、地元ライダーも多く休憩していて、ライダー間の国際交流もできる。
 そして、実は台湾は今、ちょっとしたバイクブームだ。日本でも20年ほど前、峠小僧や、そのコーナーリングシーンを撮影するギャラリーが存在したが、台湾では今、この現象を見ることができる。オフロードも盛んで、山が多い台湾には無数の林道が存在し、休日は多くのオフローダーが楽しく遊んでいる。林道のほぼすべてが舗装され、川原など自然の遊び場も失われた日本から見ると、羨ましい限り。


フェリーに乗るのもこの行列
フェリーに乗るのもこの行列。

バイクに乗ったままICカードの改札を通る
バイクに乗ったままICカードの改札を通る。

フェリーの中ではバイクに跨ったままスマホ!
フェリーの中ではバイクに跨ったままスマホ!

二段階左折の標識
二段階左折の標識。

手前に見えるのが二段階左折用の待機場
手前に見えるのが二段階左折用の待機場。

雨が降ればワイパー付スクリーンが威力発揮!
雨が降ればワイパー付スクリーンが威力発揮!

 こんなバイク文化の国だから、バイクに乗ってツーリングしていても、とても心地よい。何といっても、台湾は世界一の親日国家だ。田舎をツーリングしていると、かなりの確率で日本語で話しかけられる。どこか懐かしい、ほんわかとした気分になれる。

 壮大な絶景シーンが続く大陸のツアーも良いですが、こんな台湾ツーリングもなかなか面白い。2015年は台湾一周ツーリングを復活する予定です。


休日のコンビにはまるで道の駅

台湾一周ツアーのハイライト、最南端の岬付
休日のコンビニはまるで道の駅。 台湾一周ツアーのハイライト、最南端の岬付。

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お寺を見かけたら道中祈願を
南国らしい海岸線が続く。 お寺を見かけたら道中安全祈願を。

峠のワインディングも充実してます

日本の原宿のようになってきた九フン(ニンベンに分)
峠のワインディングも充実してます。 日本の原宿のようになってきた九份(九フン)。

風情ある温泉旅館にも泊まります

鉄道マニアにも嬉しい老街十分
風情ある温泉旅館にも泊まります。 鉄道マニアにも嬉しい十分老街。

夜市散策もわすれてはいけません

ツアーでは様々なB級グルメをご案内いたします
夜市散策もわすれてはいけません。 ツアーでは様々なB級グルメをご案内いたします。

*** 今が旬のおすすめバイクツアー ***


インド
ラジャスタン タール砂漠を目指して9日間

今が旬のおすすめバイクツア
インド西部には広大なタール砂漠が広がり、色彩豊かな民族衣装があふれています。かつて誇り高い戦士ラージプートの本拠地であったこの土地を、ロイヤルエンフィールドで走る新企画です。パキスタン国境に近いジャイサメールではオプションでラクダに乗るキャメルサファリも楽しめる、エキゾチックな魅力満点の9日間です!
ツアーの詳細はこちらから。
お問い合わせは道祖神、バイクツアーデスクへお気軽にどうぞ。
E-mail: bike@dososhin.com
TEL:03-5444-8190
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2014バイクツアーパンフレット


2014年度新パンフレット
海外ツーリングの道祖神、2014年度のパンフレットをご用意しております。
全カラー32ページ、26カ国、25コースのボリュームです。
BMWヨーロッパ、USA大西部ルート66などの定番コースから、新企画としてシルクロード・イラン編、マダガスカル、バハ・カリフォルニアなどのコースも新登場。さらに、2014年スペシャル企画として「南米5カ国縦断トランス・アマゾン・エクスペディション30日間」も設定しました。
ご希望の方はぜひ道祖神までご請求下さい!
E-mail: bike@dososhin.com
TEL:03-5444-8190

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●東京本社
TEL 03-3455-6111
0120-184-922 (フリーダイヤル)

●バイクツアー専用ダイヤル
TEL 03-5444-8190
特にアフリカと海外バイクツアーに滅法強い、愛と誠意の旅行代理店。一般はもちろん、テレビロケや政府関係など業務方面の信頼もあつい。
高い人気と実績を誇るバイクツアーは、アメリカ大陸横断、アメリカ西部周遊、ヨーロッパ5カ国周遊などの定番コースを始めとして、ロシア、オーストラリア、中央アジア、アルゼンチン、アフリカ、タイ、台湾などオン、オフ共に多彩に設定されてる。一生に一度は行きたい海外ツーリングだが、一度行くと二度三度とリピート率はかなり高くなる道祖神バイクツアー副作用にも要注意!?
詳細はバイクツアー専用ホームページhttp://www.biketour.jp/tour/で。

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