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旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日

その36 すり抜けしないバイク

ばいくらへん

渋滞やのろのろ運転が続く道路の脇を、しゅるしゅる〜っとすり抜けるバイク。
道幅に余裕があったりすれば、このバイクの利点を生かさない手はありません。
しかしそれでも普通に走るよりは危険度が増すわけで、しゅるしゅる〜っと気楽に走ってるように見えても運転には何かと気を使うわけであります。
思わぬクルマの幅寄せや、急な右左折、歩行者の飛び出しや自転車、サンキュー事故に至るまで、すり抜けするには危険がいっぱい。
だもんで、仕事の帰りで疲れていたり、今日はマッタリ走りたい気分なんですよ〜ってときには、フツーに道路を走っていたいわけですよ。

ちょっと道が混んでるけど、まったく動かないわけじゃないし、のろのろだけど流れてるし時間も余裕あるからまあいいか、とクルマの列に一緒になって並んで走ってると、なぜだか妙に居心地が悪い・・・。そんな気分になったことありませんか。
自分はクルマの列にいるのに、路肩をしゅるしゅる抜けていく他のバイク。
大型からスクーターまで、結構な勢いで自分を追い抜いていきます。
でも今日はすり抜けしないんだ・・・と、頑なに車列を走っているとどうにも後ろのクルマがじりじりと車間を詰めてきているような気がします。
ミラーで確認すると、やはり異様に車間がない。
どうせノロノロ運転なんだから、車間詰めたってしょーがないでしょーと思うものの、まぁ他のバイクは路肩通ってるのに、何でお前ここに留まってんだよってなクルマの運転手さんの気持ちもわからんでもありません。
立場が逆なら自分もそう思うことでしょう。
でも・・・、でも今は!すり抜けしたくないんじゃー!!
という心の叫びもむなしく、結局煽られるのと変わらない気持ちでひょろひょろと路肩を通ってあげるのでした。

普段「バイクのすり抜けは危ない! 危険だ!」と、クルマのドライバーは言っています。
自分も「そうだなぁ、危ないなぁ」と思うわけです。
だから安全に走行しようとするわけですが、クルマにとってはそうじゃない。
クルマにとって、バイクはいつでも邪魔者なのであるからして、なるべく自分のそばにいて欲しくない存在なのであるからして、ジャマで危険だから「早くどっか行ってくれ!」なんでした。
そうですよね、自分もクルマとあまりお近づきになりたくありませんですハイ。

しかし・・・、そんな煽ってくるクルマのことなんか知ったこっちゃありませんよ!
こちとら仕事で疲れてるんだ! ゆっくり走って何が悪いんじゃー!
と、あえてのろのろ走ってみせるくらいには神経も太くなりました。フフン!
疲れてるからめんどくさくて後方確認してない(後ろの煽りに気づいていない)という可能性もなきにしもあらずですが、やはり安全運転が一番ですからね!

バイクだって渋滞に並ばせろー!(?)

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とはいえ作った本人があまりLINE使いこなせてなかったりするんですけども。
(;´Д`)


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